プロ野球情報誌のデータを集計し、プロ野球の年俸状況を掲載しています。
2024年シーズン
プロ野球選手
平均年俸:4339万円
1軍平均年俸:1億734万円
2軍以下平均年俸:903万円
最高年俸:6億6500万円
最低年俸:230万円
プロ野球選手の年俸・年収
プロ野球選手とは日本のプロリーグである「プロ野球」でプロ契約を交わしている野球選手のことをいいます。
プロ野球選手の平均年俸
年 | 選手数 | 平均年俸 |
---|---|---|
2024年 | 1030人 | 4339万円 |
2023年 | 1011人 | 4278万円 |
2022年 | 979人 | 4255万円 |
2021年 | 948人 | 4321万円 |
2024年 プロ野球選手の平均年俸は4339万円。
この数字は日本のプロスポーツ界ではトップの数字になります。
人気を2分するサッカーでも平均年俸は2000万円程度。
1億円プレイヤーがサッカーのプロ選手「Jリーガー」では10人~20人程度なのに対して、プロ野球選手は137人が1億円の年俸を超えています。
プロ野球 年俸ランキング
プロ野球の年俸ランキングを100位まで一覧掲載しています。
年俸ランキングのトップは田中将大選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の9億円、続いて菅野智之選手(読売ジャイアンツ)の8億円と驚異的な数字になっています。
順位 | 選手名 | 年齢 | ポジション | チーム | 2024年の年俸 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | R.オスナ | 29歳 | 投手 | ソフトバンク | 6億6500万円 |
2位 | 坂本 勇人 | 35歳 | 内野手 | 巨人 | 6億円 |
3位 | 村上 宗隆 | 24歳 | 内野手 | ヤクルト | 6億円 |
4位 | 柳田 悠岐 | 36歳 | 外野手 | ソフトバンク | 5億7000万円 |
5位 | 近藤 健介 | 31歳 | 外野手 | ソフトバンク | 5億5000万円 |
6位 | 浅村 栄斗 | 34歳 | 内野手 | 楽天 | 5億円 |
7位 | 山田 哲人 | 32歳 | 内野手 | ヤクルト | 5億円 |
8位 | 岡本 和真 | 28歳 | 内野手 | 巨人 | 4億2000万円 |
9位 | 菅野 智之 | 35歳 | 投手 | 巨人 | 4億円 |
10位 | 有原 航平 | 32歳 | 投手 | ソフトバンク | 4億円 |
11位 | G.ポランコ | 33歳 | 外野手 | ロッテ | 4億円 |
12位 | 森 友哉 | 29歳 | 捕手 | オリックス | 4億円 |
13位 | D.サンタナ | 32歳 | 外野手 | ヤクルト | 3億6500万円 |
14位 | D.バーヘイゲン | 34歳 | 投手 | 日本ハム | 3億5000万円 |
15位 | D.ビシエド | 35歳 | 内野手 | 中日 | 3億5000万円 |
16位 | 近本 光司 | 30歳 | 外野手 | 阪神 | 3億2000万円 |
17位 | 加藤 貴之 | 32歳 | 投手 | 日本ハム | 3億円 |
18位 | 中田 翔 | 35歳 | 内野手 | 中日 | 3億円 |
19位 | 則本 昂大 | 33歳 | 投手 | 楽天 | 3億円 |
20位 | 山﨑 康晃 | 32歳 | 投手 | DeNA | 3億円 |
21位 | 源田 壮亮 | 31歳 | 内野手 | 西武 | 3億円 |
22位 | L.モイネロ | 29歳 | 投手 | ソフトバンク | 3億円 |
23位 | 今宮 健太 | 33歳 | 内野手 | ソフトバンク | 3億円 |
24位 | 西 勇輝 | 34歳 | 投手 | 阪神 | 3億円 |
25位 | 大野 雄大 | 36歳 | 投手 | 中日 | 3億円 |
26位 | J.オスナ | 32歳 | 内野手 | ヤクルト | 2億9800万円 |
27位 | 大山 悠輔 | 29歳 | 内野手 | 阪神 | 2億8000万円 |
28位 | 丸 佳浩 | 35歳 | 外野手 | 巨人 | 2億8000万円 |
29位 | 山川 穂高 | 33歳 | 内野手 | ソフトバンク | 2億7000万円 |
30位 | 髙橋 光成 | 27歳 | 投手 | 西武 | 2億6500万円 |
31位 | 田中 将大 | 36歳 | 投手 | 楽天 | 2億6000万円 |
32位 | 大島 洋平 | 39歳 | 外野手 | 中日 | 2億5000万円 |
33位 | 平良 海馬 | 25歳 | 投手 | 西武 | 2億5000万円 |
34位 | 菊池 涼介 | 34歳 | 内野手 | 広島 | 2億5000万円 |
35位 | 増田 達至 | 36歳 | 投手 | 西武 | 2億4000万円 |
36位 | サイスニード | 32歳 | 投手 | ヤクルト | 2億3100万円 |
37位 | R.マルティネス | 28歳 | 投手 | 中日 | 2億3000万円 |
38位 | 牧 秀悟 | 26歳 | 内野手 | DeNA | 2億3000万円 |
39位 | 平野 佳寿 | 40歳 | 投手 | オリックス | 2億2000万円 |
40位 | 岸 孝之 | 40歳 | 投手 | 楽天 | 2億1000万円 |
41位 | J.アギラー | 34歳 | 内野手 | 西武 | 2億1000万円 |
42位 | 甲斐 拓也 | 32歳 | 捕手 | ソフトバンク | 2億1000万円 |
43位 | 青柳 晃洋 | 31歳 | 投手 | 阪神 | 2億1000万円 |
44位 | 益田 直也 | 35歳 | 投手 | ロッテ | 2億円 |
45位 | 山﨑 福也 | 32歳 | 投手 | 日本ハム | 2億円 |
46位 | 中村 奨吾 | 32歳 | 内野手 | ロッテ | 2億円 |
47位 | F.グリフィン | 29歳 | 投手 | 巨人 | 2億円 |
48位 | 梶谷 隆幸 | 36歳 | 外野手 | 巨人 | 2億円 |
49位 | R.オドーア | 30歳 | 外野手 | 巨人 | 2億円 |
50位 | 宮﨑 敏郎 | 36歳 | 内野手 | DeNA | 2億円 |
51位 | T.オースティン | 33歳 | 外野手 | DeNA | 2億円 |
52位 | 和田 毅 | 43歳 | 投手 | ソフトバンク | 2億円 |
53位 | 澤村 拓一 | 36歳 | 投手 | ロッテ | 2億円 |
54位 | 岩崎 優 | 33歳 | 投手 | 阪神 | 2億円 |
55位 | J.コルデロ | 33歳 | 投手 | ロッテ | 1億8000万円 |
56位 | 戸郷 翔征 | 24歳 | 投手 | 巨人 | 1億8000万円 |
57位 | 大瀬良 大地 | 33歳 | 投手 | 広島 | 1億8000万円 |
58位 | M.ゴンザレス | 35歳 | 内野手 | オリックス | 1億8000万円 |
59位 | J.B.ウェンデルケン | 31歳 | 投手 | DeNA | 1億7500万円 |
60位 | 田口 麗斗 | 29歳 | 投手 | ヤクルト | 1億7500万円 |
61位 | 中村 悠平 | 34歳 | 捕手 | ヤクルト | 1億7000万円 |
62位 | S.ノイジー | 30歳 | 外野手 | 阪神 | 1億6500万円 |
63位 | 梅野 隆太郎 | 33歳 | 捕手 | 阪神 | 1億6000万円 |
64位 | 外崎 修汰 | 31歳 | 内野手 | 西武 | 1億6000万円 |
65位 | 宮城 大弥 | 23歳 | 投手 | オリックス | 1億6000万円 |
66位 | 小川 泰弘 | 34歳 | 投手 | ヤクルト | 1億6000万円 |
67位 | 伊藤 将司 | 28歳 | 投手 | 阪神 | 1億6000万円 |
68位 | 佐野 恵太 | 30歳 | 外野手 | DeNA | 1億5500万円 |
69位 | 佐藤 輝明 | 25歳 | 内野手 | 阪神 | 1億5000万円 |
70位 | 中野 拓夢 | 28歳 | 内野手 | 阪神 | 1億5000万円 |
71位 | N.ソト | 35歳 | 内野手 | ロッテ | 1億5000万円 |
72位 | A.アブレイユ | 29歳 | 投手 | 西武 | 1億5000万円 |
73位 | 中村 剛也 | 41歳 | 内野手 | 西武 | 1億5000万円 |
74位 | 又吉 克樹 | 34歳 | 投手 | ソフトバンク | 1億5000万円 |
75位 | 東浜 巨 | 34歳 | 投手 | ソフトバンク | 1億5000万円 |
76位 | 武田 翔太 | 31歳 | 投手 | ソフトバンク | 1億5000万円 |
77位 | 石山 泰稚 | 36歳 | 投手 | ヤクルト | 1億5000万円 |
78位 | 中村 晃 | 35歳 | 外野手 | ソフトバンク | 1億5000万円 |
79位 | 秋山 翔吾 | 36歳 | 外野手 | 広島 | 1億5000万円 |
80位 | 柳 裕也 | 30歳 | 投手 | 中日 | 1億4800万円 |
81位 | J.ゲラ | 29歳 | 投手 | 阪神 | 1億4700万円 |
82位 | A.ジャクソン | 28歳 | 投手 | DeNA | 1億4500万円 |
83位 | F.レイエス | 29歳 | 外野手 | 日本ハム | 1億4400万円 |
84位 | 鈴木 大地 | 35歳 | 内野手 | 楽天 | 1億4000万円 |
85位 | 九里 亜蓮 | 33歳 | 投手 | 広島 | 1億4000万円 |
86位 | 青木 宣親 | 42歳 | 外野手 | ヤクルト | 1億4000万円 |
87位 | 美馬 学 | 38歳 | 投手 | ロッテ | 1億4000万円 |
88位 | A.マチャド | 31歳 | 投手 | オリックス | 1億3500万円 |
89位 | 大城 卓三 | 31歳 | 捕手 | 巨人 | 1億3000万円 |
90位 | 森下 暢仁 | 27歳 | 投手 | 広島 | 1億3000万円 |
91位 | 清水 昇 | 28歳 | 投手 | ヤクルト | 1億3000万円 |
92位 | L.セデーニョ | 26歳 | 内野手 | オリックス | 1億3000万円 |
93位 | C.スチュワート・ジュニア | 25歳 | 投手 | ソフトバンク | 1億2800万円 |
94位 | T.ハッチ | 30歳 | 投手 | 広島 | 1億2500万円 |
95位 | 坂倉 将吾 | 26歳 | 捕手 | 広島 | 1億2500万円 |
96位 | J.ビーズリー | 29歳 | 投手 | 阪神 | 1億2000万円 |
97位 | P.マーフィー | 29歳 | 投手 | 日本ハム | 1億2000万円 |
98位 | B.ロドリゲス | 33歳 | 投手 | 日本ハム | 1億2000万円 |
99位 | A.マルティネス | 28歳 | 捕手 | 日本ハム | 1億2000万円 |
100位 | K.ケラー | 31歳 | 投手 | 巨人 | 1億2000万円 |
100位以降はこちらから。プロ野球年俸ランキング。
プロ野球界には年俸1億円以上がリーグ全体で137人も存在しています。
プロ野球は1000人弱の規模ですから、実に10%以上、10人に1人以上は年収が1億円を超えているという計算に。
日本の年収1億円以上は約2万人程度(全人口の約0.02%)ですから、如何にプロ野球選手が高給に恵まれているのかがわかるランキングとなっています。
チーム別 年俸ランキング
順位 | チーム名 | 選手数 | 平均年俸 | 総年俸 | チーム最高年俸 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | ヤクルト | 73 | 5822万円 | 42億5030万円 | 6億円 |
2位 | 阪神 | 72 | 5268万円 | 37億9350万円 | 3億2000万円 |
3位 | ソフトバンク | 119 | 4840万円 | 57億5970万円 | 6億6500万円 |
4位 | 巨人 | 104 | 4295万円 | 44億6720万円 | 6億円 |
5位 | ロッテ | 85 | 4292万円 | 36億4875万円 | 4億円 |
6位 | DeNA | 83 | 4221万円 | 35億410万円 | 3億円 |
7位 | 中日 | 85 | 4167万円 | 35億4241万円 | 3億5000万円 |
8位 | オリックス | 83 | 4061万円 | 33億7120万円 | 4億円 |
9位 | 楽天 | 76 | 4013万円 | 30億5020万円 | 5億円 |
10位 | 日本ハム | 83 | 3861万円 | 32億510万円 | 3億5000万円 |
11位 | 広島 | 78 | 3713万円 | 28億9635万円 | 2億5000万円 |
12位 | 西武 | 89 | 3605万円 | 32億930万円 | 3億円 |
チーム別年俸ランキングをひと目見てわかるのは「平均年俸の高いチームほど成績上位」ということ。
資金が豊富なチームにはより良い選手が集まる傾向があり、年俸上位のジャイアンツやソフトバンクは例年、優勝争いの主役であり続けています。
1軍の平均年俸
プロ野球では1軍として登録できるのは29名までと規定されています。
そこで各チームの平均年俸上位30人を1軍と限定して平均年俸を算出してみました。
2024年の1軍選手の平均年俸は1億734万円
プロ野球選手として夢のある数字と言えます。
2軍・3軍の平均年俸
所属選手を多く抱えるプロ野球チームの中には2軍以上の3軍があるチームもあります。
1軍所属の30人を除くその他の選手を2軍・3軍として平均年俸を算出してみました。
2024年の2軍以下の平均年俸は903万円
2軍以下ともなると入団したばかりの新人や育成契約選手が大半を占めるため、平均年俸はかなり低くなります。
この水準で「プロ野球選手」を名乗るのは心もとなく、1軍で活躍することがマストと言えるでしょう。
税金は半分
日本の累進課税制度では概ね年俸で3000万円を超えてくると所得税と住民税、社会保険で半分近くを税金として収める必要があります。
レギュラークラスのプロ野球選手なら殆どの選手が年俸1億円を超えるため、多くの選手が毎年5000万円以上は納税(社会保険も含む)している事になります。
一番困るのは現役を引退した翌年で無収入にも関わらず前年度の多額な税金が請求されるため、ちょっとしたトラブルになるケースも多いようです。
契約金も大きな収入源
プロ野球選手のほとんどの選手が毎年シーズン終了後に行われる「ドラフト会議」を経て入団しています。
ドラフト会議で指名された選手は球団から金銭面などの条件提示を受け、本人が承諾する事で入団となるわけですが、その際に年俸(最高1500万円)と同時に契約金も支給されます。
契約金の上限は1億円+出来高5000万円という申し合わせがあり、サラリーマンでいう退職金を先に貰う形になります。
※かつては罰則規定がなかったこともあり、有力選手には申し合わせをはるかに超える数億円が支払われていたこともありましたが、現在では罰則が与えられる事となり限界値が守られるようになりました。
ドラフト2位指名:7000万円~8000万円程度
ドラフト3位指名:5000万円~6000万円程度
ドラフト4位指名:4000万円程度
ドラフト5位指名:3000万円程度
育成枠:300万円前後
育成選手の契約金
育成選手には契約金は支給されず、支度金という名目で契約金に近い資金が支給されます。
1億以上から数千万円が当たり前のドラフト枠とは比較にならず、金額は概ね300万円程度。
どのようにして年俸は決められるのか?
基本的には前年の成績をもとに各球団が伝統的に培ってきた査定基準に照らし合わせて決められます。
打率や打点は当然として、出場試合数や得点圏打率、犠打の成功率、グッズの売れ行き、総合的な貢献度まで事細かに査定され、それらを総合して最終的な金額として選手に提示が行われます。
残念なことに、同じ成績でも金満球団とそうでない球団では明確に年俸差は存在します。
仮に3割30本を記録したとしても、上位のチームと下位のチームでは年俸の伸び率は異なります。
かつては提示金額に納得せず契約がこじれてしまうケースが多々ありましたが、現在では査定基準が詳細に明確化されているため、そのようなケースはかなり少なくなりました。
なぜ、プロ野球選手だけこんなにも収入が多いのか
プロ野球の収入が多い理由・国民的スポーツである。
・毎日試合ができる。
・球場のキャパが大きい。
・放映権収入が多い。
理由はいくつかありますが、日本でトップの人気スポーツという事と他のスポーツに比べて試合数が多い事があげられます。
既に日本では「文化」「娯楽」のひとつとして根付いているため、試合を実施すれば、試合毎に数万人のファンがスタジアムに集まります。
スタジアムが常に満員に近い「巨人」や「阪神」の場合、チケットが1人当たり2000円だとしても4万人が入場すれば8000万円の入場料収入が期待できます。グッズや飲食などの利益も含めると相当な収入に。
それを年間約140試合(ホームゲームは半分)行うわけですから、それだけで70億程度の収入が見込めます。
他のスポーツでは毎日試合を行う事が特性上できませんが、プロ野球はシーズン中にほぼ毎日試合が行われています。
プロ野球並みに人気のあるサッカーは週に2試合程度で、年間でも50試合前後(ホームゲームは半分程度)と大きな差があります。
試合数の多ければ収入も増加するため、必然的に高年俸が実現しやすいのです。
その他にもテレビの放映権料やスポンサーからの収入などがあり、プロ野球は日本のプロスポーツの中では群を抜いて恵まれているスポーツといえます。