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金融・人材系の知識が強い。
ショッピングモールやイベント会場などで見かける「似顔絵師」
10分程度でスラスラとそっくりの似顔絵を描き上げる技術は神業としか言いようがなく、アート業界では人気のある職業です。
存在として認識してはいるものの、彼らがどのようにして似顔絵師になり生活しているかを知っている人はほとんどいないと思います。
そんな、彼らの仕事内容と収入システムと年収状況について解説します。
似顔絵師の平均年収
200万円~300万円程度
似顔絵師とは
似顔絵師とは似顔絵を書くことを生業としている人のことをいいます。
似顔絵師には「似顔絵会社に所属」と「個人・フリー」の2つの働き方があります。
似顔絵師になるには
似顔絵師になるには免許や資格は必要なく、似顔絵をうまく描くことができればなることは可能です。
個人・フリーの場合
個人やフリーの場合は絵を描く技術さえあれば、容易になることができます。
ただし、販売先の開拓が必要であり、その辺のノウハウは独自に学ばなければなりません。
現在はインターネット販売やクラウドソーシングサービス(クラウドワークス やココナラ )で活動している人が多数です。
対面の席描きをする場合は、自身で営業を行い描かせてくれる場所を探す必要があります。
人が集まるショッピングモールのようなめぼしい場所は既に他の似顔絵師に抑えられていることが多いため、場所を探すだけでも容易ではありません。
似顔絵会社に入る場合
似顔絵会社には採用試験に合格すれば入社が認められます。
事前にポートフォリオを提出して、画力が一定水準に達していると判断されれば採用となるケースがほとんどです。
もちろん、画力だけでなく人としてのコミュニケーション能力や礼儀なども重視されます。
似顔絵会社の場合は自動的に仕事が用意されるため、基本的には画を描く仕事に集中することができるようになっています。
似顔絵師の仕事内容
似顔絵師は似顔絵を描くことが第一の仕事になりますが、「席描き」と「社内・在宅」の2つスタイルがあります。
席描きの場合はショッピングモールやイベント会場でブースを出店してお客の依頼を待つスタイルです。
一般的な「似顔絵師」で想像できるものです、お客を対面に座らせて似顔絵を描きあげます。
1枚あたり2000円前後、1枚を10分から20分程度。
似顔絵会社・在宅
インターネットなどで注文を受け、個人の似顔絵や結婚式のメッセージボードなどを社内、自宅で描きあげます。
メッセージボード1枚、2万円~3万円程度。※サイズにもよる
似顔絵師の平均年収・給与システム
似顔絵師の平均年収は概ね200万円から300万円程度、ベテランクラスで年収500万円程度です。※取材対象者談
他のアート系職業と同様にあまり多くの収入が得られる職業ではありません。
更に最近はインターネットを活用した副業が増加しており、仕事の争奪激化・単価下落の傾向があります。
似顔絵師の給与システム
個人・フリー
個人・フリーの場合は売上の大半が似顔絵師の収入になります。
売り上げれば売り上げるほど個人の収入が増加していく事になりますが、個人で多くの仕事を獲得するのは容易いことではなく、売上を上げる手段をいかに多く持っているかが収入を左右します。
似顔絵会社
似顔絵会社に勤務している場合は会社の規定次第で給与システムは以下の3つがあります。
2.歩合+基本給
3.固定給
完全歩合、歩合+基本給は売り上げ次第で収入が増減します。
完全歩合の場合は売上の半分程度が収入になるところが多いようです。
固定給の企業もありますが多くはありません。
それぞれのシステムでフルタイムに働いた場合、月給は20万円前後になることが多いようです。
※会社、腕次第
似顔絵師で高収入は可能なのか?
似顔絵師で年収1000万円を超えている人は存在しています。
※似顔絵だけを描いている場合、管理業務なし
ただし、そこまでの金額を稼ぎ出すのはかなりのレアケースで良いお客さん(出店スポット)と相当の腕がないとまず不可能です。
割合にして数十人に1人もいないといいます。
まとめ
似顔絵師の平均年収は約200万円程度、売れている人でも年収500万円程度、年収1000万円は天上人というデータとなりました。
なかなか本業としては難しい数字ですが、副業やアルバイトであれば十分な数字と言えます。
「いずれ本業に」と考えている人も、まずは副業やアルバイトからはじめていくと良いかもしれません。
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