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フリーランスの年収・報酬・生涯賃金

フリラーンス協会発表の統計データよりフリーランスの収入状況を掲載

2019年09月20日 2020年07月07日

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会から公開された「フリーランス白書2019」をもとに、フリーランスの収入状況を公開しています。

2019年
フリーランスの平均年収

400万円~600万円

フリーランスとは

フリーランスとは会社や組織に所属することなく、個人で仕事を請け負い収入を得る働き方・働く人のことを言います。

いわゆる自営業と労働形態は近いものですが、組織や集団を形成することのある自営業とは異なり「個」に特化した働き方がフリーランスの特徴です。

インターネットの普及により、都市部から離れた自宅や地方などの遠隔地でもフリーランスとして活動できるようになりました。

フリーランスになるには

なるために必要な資格は存在していないため、職種に関係なく誰でもフリーランスを名乗ることができます。

ライティングやデザイン、プログラミングなど何らかの技能を持っていれば、フリーランスとして活動することは可能です。

フリーランスの平均年収

フリーランス協会の調査によると、一般的な働き方である1日8時間労働のフルタイムワーカー(1月に140時間~200時間労働)のフリーランスの平均年収は概ね400万円から600万円程度。

上記のグラフを参照する限りは中央値は500万円程度と予想されます。

ただし、上記の収入データはあくまでも売り上げで、経費は控除されていません。
事務所費や原材料費、取材費用など個人事業のフリーランスと言えども、経費のかからない仕事が無いことを考えると、実質的な平均年収としては少なくとも400万円台に減少しそうです。

フルタイムワーカーのフリーランスであれば、平均的なサラリーマンよりは若干高い程度の年収といったところでしょうか。

どのような業種の平均年収が高いのか?

平均年収の高い業種は以下の3業種です。

平均年収の高い業種◇ビジネス系 マーケティング、経営企画など
◇IT・エンジニア系 プログラマ、デザイナー・エンジニアなど
◇士業系 弁護士、税理士、司法書士など

この3業種では4割以上が600万円以上の収入を得ていますが、中でも士業系は群を抜いて平均年収が高くなっています。

実に半数以上が600万円以上の年収を得ており、5人に1人(20%)は1000万円以上、約25人に1人(4.3%)は2000万円以上の収入を稼ぎ出しています。

弁護士や税理士などの資格取得者は、昔から個人事業として活動する人が多く、収入を稼ぎ出す環境が整っていることがその要因だと思われます。

ただ、士業の場合は、近年、活性化してきた「フリーランス」とは少し意味合いが異なり、昔ながらの自営業に近い印象になります。

高収入業種の特徴としては、以下の2つが挙げられます。

特徴 ◇絶対的な需要がある
◇専門のスキルが求められる

ニッチな分野でも、このような特徴のある業務を選択すれば高収入が実現しやすいでしょう。
特異な能力を持っている人ほど、重宝され高収入を得ることができます。

フリーランスで年収1000万円は可能なのか

統計データ上はフリーランス全体の約15%程度は年収で1000万円を超えています。

経費が含まれていない収入データのため、「年収」としてはパーセンテージはもう少し減少するかと思われますが、サラリーマンの約4%と比較すると少し高い水準です。

フリーランスであったとしても、年収1000万円は十分に可能な数字だと言えます。

フリーランスの課題・不安

サラリーマンよりも多くを期待できる可能性のあるフリーランスですが、サラリーマンと比較すると福利厚生が無かったり、社会保障が不十分(自営業扱いのため厚生年金などはない)であったりと不安定な側面もあります。

実際にフリーランス協会の調査でも

「あなたが今の働き方(フリーランス)を続けていくうえで障壁になっているもの」

という、問いに対して収入の不安定さを挙げる人が実に6割を超えています。

企業であれば体調不良など何らかのトラブルが発生した場合には、代わりの社員が後を引き継ぐことができますが、フリーランスの場合は一気に無収入になる可能性もあります。

また、組織であれば多くの取引先が商売相手になることが通常ですが、フリーランスの場合は多くて5社(者)程度、少ない人だと1社を得意先として仕事を請けている人も珍しくありません。

取引先に対する依存度が大きく、相手の都合次第で大きく収入が減少する危険性があります。

サラリーマンとフリーランス、比較してみると一概にどちらが得なのかは言えないのが実情といえます。

フリーランスは高学歴で地頭のいい人が多い

最近ではプログラミングスクールの募集に、「プログラミングを学んで、フリーランスとして自在に活躍」と言ったような決め台詞が多く記載されています。

一見、プログラミングさえ習得すれば、誰でも収入を得られるように錯覚してしまいますが、実際には相応の能力がないとフリーランスとして活動することは難しいようです。

実際に上記の学歴分布図を見れば、7割以上が大学卒以上となっており一目瞭然です。

当たり前の話になりますが、依頼者側としては自社の人材や他のフリーランスよりも優秀か、最低でも同程度の能力がないと仕事を継続して依頼することはありません。

フリーランスとして十分な収入を得て活動している人は、高学歴で優秀な人が多く、優秀な人以外はフリーランスとして働き十分な収入を得ることはできないのが実情なのです。

フリーランス業界は出来の悪い人は排除され、自然に地頭の良い人材が生き残るシステムになっています。

「会社に縛られるのはうんざり!フリーランスになって好きな時間に仕事を!」

と言ったような甘い誘い文句が様々なスクールから打ち出されていますが、会社で必要とされる人間こそフリーランスでも必要とされるという事実は知っておいたほうが良いでしょう。

甘い誘い文句には注意が必要です。

※上記データはフリーランス全体のデータではなく、フリーランス協会の統計に協力した人材のみのデータとなっていますが、約870人の母数があり統計データとして一定の信頼度は担保されていると考えて問題はないでしょう。

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