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パチプロの年収|年収1000万円は可能?税金や軍団について

2021年07月21日 2021年07月30日 1865 職業

パチンコ・パチスロ業界誌のデータ、更に実際のパチプロへの取材をもとに、パチプロの年収・収入状況を掲載しています。

パチプロ

平均年収
200万円程度

 

パチプロとは

パチプロとはパチンコ・パチスロでの稼ぎを生計の中心にしている人のこと、職業。

パチンコ・パチスロ業界が盛り上がっていた2000年前後(※それ以前も)には、時間に余裕のある学生やフリーターを中心としたパチプロブームがありましたが、不景気や規制強化の影響で現在ではパチンコ一本で生計をたてている「かつてのようなパチプロ」はほとんど絶滅状態にあるといわれています。

パチプロになるには

パチプロになるために必要なものはありません。

一般的にはパチンコを打つことで稼ぎを生みだし、生計を立てることができていれば「パチプロ」となります。

パチプロの年収・収入

かつては年収1000万円を超えるような凄腕のプロや軍団を形成して相当な稼ぎを生み出していたプロ集団も存在していましたが、現在では年収でサラリーマン並みの数字を稼ぎ出せるプロはほとんどいません。

現在のパチプロの平均年収は100万円から200万円程度と予想されます。
※実際の統計データは存在しないため、業界誌プロデータより推測

月収で10万円~20万円程度が平均的で生活をするにはかなり厳しい数字ですが、現在のパチンコは勝ち続けること自体が難しい状態になっているため、この数字でも恵まれている方だといえるでしょう。

現状のプロの収入水準

ランク 収入
トッププロ 年収600万円以上
(月50万円~)
プロ上位層 年収400万円前後
(月30万円~)
プロ平均 年収100万円~200万円
(月15万円~)

月に15万円前後が現実的なプロの平均収入です。
この金額では、もはやプロとは言えないかもしれませんが、生活をするには厳しく実際に多くのパチプロが引退に追い込まれています。

月に30万円、サラリーマンの平均年収を稼ぎ出せれば、プロ上位層です。
相当なスキルと言えます。
同じ年収400万円でも税金の差し引きがないため、手取り月収はサラリーマンよりも多くなります。※ただし、保証もない。

コンスタントに月に50万円以上稼げればトッププロといえます。
現在の業界の状況でこの水準はトップレベルといえるもので、単月だけなら可能かもしれませんが、継続することはかなり難しいでしょう。

パチプロ

単月~3ヶ月程度なら勝ち続けることはよくある話。
それを如何に維持していくかがポイント。
期待値は勝てる台でも、引きが弱くてボロ負けになることなんてザラ。
そういう時にもぶれない精神力が要求される。

パチプロの時給

パチンコ店の営業時間は1日に最大で13時間です。

パチプロが1日中延々と打ち続けることは実際にはあまりありませんが、1日の日当を2万円とした場合、時給は20000円÷13時間=約1540円です。

パチプロ

13時間も座り続けながら時給が1540円。
相当なパチンコ好きでないと続けられない職業。

年収1000万円は可能なのか?

結論から言えば、ほぼ不可能です。
誌上プロを含め1000万円以上の収入を得ている人はほぼいません。

業界が景気のいい時代は年収で1000万円を超えるプロもいましたが、現在ではイベント規制や出玉規制、パチンコ店の経営体力の弱体化などで多くは期待できない状況になっています。

パチプロ

年収1000万円は不可能。
月50も稼げれば相当に稼いでいる方になる。

プロ軍団

パチプロは個人で活動する孤独なイメージがありますが、チーム・軍団を組んで収入を得ているプロもいます。

釘(パチンコ)や設定(パチスロ)を読めるプロがリーダーとして存在し、勝てると読んだ台に「打ち子」と呼ばれる打つだけの人を座らせて打たせます。

この手法であれば、めぼしい台を総取りできるため、収益の安定化と最大化が可能になります。

リーダーは台の様子を見極めるだけで良く、情報収集と人材の確保に専念することができるうえに、効率よく収支を向上させる手法として軍団を形成しているプロも多くいます。

個人で打っているうちは年収1000万円はかなり難しいのが実情ですが、軍団のトップであれば年収1000万円を超えることも不可能ではありません。

パチプロ

ただし、人材の確保・維持と台の目利きは相当なスキルが無いと難しい。
軍団を形成したものの、思うように利益が得られなかったり、店側とトラブルになったり、打ち子をまとめきれずに解散したりするケースも多い。
人間は総じて文句を言う。打ち子になるような人は癖が強い人が多い。

打ち子の報酬は1日打ち切って7000円から1万円程度、短時間稼働の場合は2000円など。
朝の並びだけや開店後の数時間だけなど、打ち子にも様々な働き方があります。

攻略プロはいるのか?

かつては梁山泊と呼ばれる攻略プロ軍団や裏の人間がパチンコ・パチスロプログラムの隙をつき、大量に出玉が獲得できる攻略法を編み出していました。

以前は、そのような攻略法を使用した組織が暗躍していましたが、セキュリティテクノロジーの進歩により現在ではそのような攻略法は存在していません。

一世を風靡した攻略プロ軍団「梁山泊」は半年で実に2億円以上の収益をあげていました。
古き良き時代の伝説となっています。

ゴト師は存在している

攻略プロは絶滅しましたが、ゴト師と呼ばれる台に細工をして不正に出玉を獲得する手法・人物は現在でも生き残っています。

ゴト師はパチンコ台に設置されているROMを不正なものに交換して、ある手順を踏めば大当たりが発生するように細工します。

そもそもパチンコ店内部の人物とグルである場合が多いようですが、現在でも活躍中?のようで度々ニュースになることもあります。
※パチンコ店の店員と手を組み、得た収益を内通者にキックバックする。店員は雇われの身なので店が潰れようと関係ない。

女性のパチプロは?

誌上プロなど女性のパチプロも存在しています。
時間のある主婦がパート代わりにパチプロとして活動するケースも。

パチプロ

女性のパチプロはいるとは思う。
ただ、パチンコ屋には圧倒的に男性が多い上にイメージも悪いので公言する人は少ないし、絶対数も少ない。

社会保険は国民健康保険

パチンコでの勝ち金は申告の必要がなく、国もその収入を把握することができないため、パチンコ・パチスロからの所得がすべての場合、社会保険は最低金額の国民健康保険になります。

厳密には雑所得として申告の義務はありますが、ほとんどのパチプロは申告をしていないため、年収が300万円であったとしても収入0円、所得0円の扱いになります。

税金

また、申告自体していないため、無職・無収入扱いとなり所得税も支払う事はありません。
住民税も最低ランクの負担となります。

あくまで理論上の話ですが、無収入扱いのため理論上は生活保護の対象者となりえます。
※実際には預金口座残金の存在などで不可となる可能性が高い。

なぜパチプロが少なくなったのか

主にふたつの原因があります。

1.不景気でパチンコ店の売上、業界の市場規模が縮小し、還元率が減少した。

一番の理由は不景気による「パチンコ離れ」です。
世の中の景気が悪化したことによって、急速にパチンコ遊興者が減少していきました。
来店者数が減少すると店側も還元率(お客の勝ち金)を縮小せざるを得なくなり、

客が減る→売上・利益が減る→還元率が下がる→更に客が減る

という負のスパイラルに陥ってしまった結果、パチンコ店の倒産が増加しパチンコ産業の市場規模は縮小し続けています。

2003年の約30兆円から2018年の約20兆円までわずか15年で約10兆円も売り上げが減少しており、業界の不振がデータから見てとれます。
※レジャー白書より参照

 

2. 規制が強化され大量出玉が禁止となりパチンコ人気が衰退。同時にパチプロが勝ちやすい機種も無くなってしまった。

パチンコブームがヒートアップしていた2000年前後は1日で数十万円から100万円の勝ち金を得られるギャンブル性の高い機種が人気を博していました。

しかし、人気が徒となり、子供を駐車場に残したままパチンコに興じて死亡させる事件が頻発するなど、大きな社会問題になりました。

結果、高すぎるギャンブル性を問題視した当局から業界に対する規制が入り、パチンコメーカーは面白みの少ない利益の薄い機種しか開発・販売できないようになりました。

そのため、現在では爆発的な人気台は無くなり、パチプロが好む大きく勝てる機種はほとんど存在していません。

パチプロにとって現状は厳しい

不景気によってパチンコ店の還元率が下がり、規制によってパチンコからの期待利益が減少するというダブルパンチによって、現在のパチプロの労働環境は悪化の一途をたどっています。

たとえ景気が回復してきたとしても一度離れてしまった愛好者が簡単に帰ってくる事は考えにくく、規制緩和が行われるなど何か起爆剤となる出来事がない限りはパチプロには厳しい状況が続くと予想されています。

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この記事を書いた人
年収ガイド運営チーム

様々な専門知識を持ったスペシャリストチーム。
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