求人情報や関連書籍から抽出した駐車監視員の年収・収入データを掲載してます。
駐車監視員
平均年収
200万円~300万円程度
駐車監視員とは
駐車監視員とは警察の代わりに駐車違反を取り締まる「みなし公務員」です。
みなし公務員とは公務員ではないが、業務内容に公共性や公益性があり、公務員の職務を代行するものとして公務員に近い扱いを受ける従事者です。
駐車違反のクレームに駐車監視員を叩いたりすると、警察官のように公務医執行妨害が成立し逮捕されます。
駐車違反はかつては警察が取り締まりを行っていましたが、2006年の法改正により民間の法人に業務委託される事になりました。
比較的容易な業務である駐車違反の取り締まりを民間委託することによって警察の負担を軽減し、より深刻・凶悪な事件や事故に人員を活用できるように、との考えで法改正が行われました。
警察の負担を代行する駐車監視員の仕事は結果的に治安の維持にも貢献しているのです。
駐車監視員の収入・就業状況
ハローワークやindeedなどを活用して全国の駐車監視員の求人情報を網羅的に集積した結果、駐車監視員の平均年収は200万円~300万円という結果になりました。
雇用形態は正社員雇用、契約社員、アルバイトと様々なものが存在していましたが、月給に換算するとおおむね15万円~23万円程度でした。
日給で表示されている企業も少なくありませんでしたが、おおむね日給8000円~1万円程度。
年収にして300万円程度が限度でおそらく400万円台になることは無いでしょう。
一般的な水準からすると厳しい数字といえます。
賃金が低すぎて若い人は働きづらいため、必然的に50代前後の中高年が多く活躍する業界になっています。
人件費の高い都市部ほど給料が高くなる傾向にありましたが、同じ地域でも会社の規定次第で給与差が大きく発生するケースもあります。
「みなし公務員」という言葉から、どのような働き方でも一定の金額が支給されると思いがちですが、同じ地域、同じ内容の仕事をしていたとしても支給される給与は会社によって様々です。