Jリーガー・プロサッカー選手の年俸について

プロサッカー選手・Jリーガーとは日本のプロサッカーリーグである「Jリーグ」でプロ契約を交わしているサッカー選手のことをいいます。
J1リーグ平均年俸
年 | 選手数 | 平均年俸 |
---|---|---|
2021年 | 594人 | 3218万円 |
2020年 | 566人 | 3446万円 |
2019年 | 558人 | 3504万円 |
2018年 | 564人 | 2661万円 |
2017年 | 552人 | 2313万円 |
2016年 | 534人 | 2106万円 |
2015年 | 516人 | 2017万円 |
2021年のJ1リーグの平均年俸は3218万円でした。
年俸ランキングのトップはイニエスタ選手(ヴィッセル神戸)の32億5000万円。
続いてトーマス フェルマーレン選手(ヴィッセル神戸)の5億円。
1億円の年俸を超えるのはリーグ全体で22人しかいません。
1億円プレイヤーが当たり前のプロ野球と比べると少し寂しい年俸データとなっています。
順位 | 選手名 | 年齢 | ポジション | チーム | 2021年の年俸 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | アンドレス イニエスタ | 36歳 | MF | ヴィッセル神戸 | 32億5000万円 |
2位 | トーマス フェルマーレン | 35歳 | DF | ヴィッセル神戸 | 5億円 |
3位 | ドウグラス | 33歳 | FW | ヴィッセル神戸 | 2億円 |
4位 | ランゲラック | 32歳 | GK | 名古屋グランパス | 1億5000万円 |
5位 | セルジ サンペール | 26歳 | MF | ヴィッセル神戸 | 1億5000万円 |
6位 | 酒井 高徳 | 30歳 | DF | ヴィッセル神戸 | 1億4000万円 |
7位 | レアンドロ ペレイラ | 29歳 | FW | ガンバ大阪 | 1億3000万円 |
8位 | エヴェラウド | 29歳 | FW | 鹿島アントラーズ | 1億2000万円 |
9位 | ドッジ | 24歳 | MF | 柏レイソル | 1億円 |
10位 | 山口 蛍 | 30歳 | MF | ヴィッセル神戸 | 1億円 |
11位 | 柿谷 曜一朗 | 31歳 | FW | 名古屋グランパス | 1億円 |
12位 | ガブリエル シャビエル | 27歳 | FW | 名古屋グランパス | 1億円 |
13位 | 齋藤 学 | 31歳 | FW | 名古屋グランパス | 1億円 |
14位 | キム ヨングォン | 31歳 | DF | ガンバ大阪 | 1億円 |
15位 | ディエゴ ピトゥカ | 28歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 1億円 |
16位 | キム ジンヒョン | 33歳 | GK | セレッソ大阪 | 1億円 |
17位 | 家長 昭博 | 34歳 | MF | 川崎フロンターレ | 1億円 |
18位 | レアンドロ ダミアン | 31歳 | FW | 川崎フロンターレ | 1億円 |
19位 | 小林 悠 | 33歳 | FW | 川崎フロンターレ | 1億円 |
20位 | 清武 弘嗣 | 31歳 | MF | セレッソ大阪 | 1億円 |
21位 | 西川 周作 | 34歳 | GK | 浦和レッズ | 1億円 |
22位 | 柏木 陽介 | 33歳 | MF | 浦和レッズ | 1億円 |
23位 | 杉本 健勇 | 28歳 | FW | 浦和レッズ | 1億円 |
24位 | クリスティアーノ | 34歳 | FW | 柏レイソル | 9000万円 |
25位 | 昌子 源 | 28歳 | DF | ガンバ大阪 | 8700万円 |
26位 | 東口 順昭 | 34歳 | GK | ガンバ大阪 | 8500万円 |
27位 | 森重 真人 | 33歳 | DF | FC東京 | 8000万円 |
28位 | マテウス サヴィオ | 23歳 | MF | 柏レイソル | 8000万円 |
29位 | アンジェロッティ | 22歳 | MF | 柏レイソル | 8000万円 |
30位 | ディエゴ オリヴェイラ | 30歳 | FW | FC東京 | 8000万円 |
31位 | 長澤 和輝 | 29歳 | MF | 名古屋グランパス | 8000万円 |
32位 | 阿部 浩之 | 31歳 | MF | 名古屋グランパス | 8000万円 |
33位 | 金崎 夢生 | 32歳 | FW | 名古屋グランパス | 8000万円 |
34位 | レオ シルバ | 35歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 8000万円 |
35位 | 宇佐美 貴史 | 28歳 | FW | ガンバ大阪 | 8000万円 |
36位 | エウシーニョ | 31歳 | DF | 清水エスパルス | 8000万円 |
37位 | チョン ソンリョン | 36歳 | GK | 川崎フロンターレ | 8000万円 |
38位 | ジェジエウ | 27歳 | DF | 川崎フロンターレ | 8000万円 |
39位 | 谷口 彰悟 | 29歳 | DF | 川崎フロンターレ | 8000万円 |
40位 | ジョアン シミッチ | 27歳 | MF | 川崎フロンターレ | 8000万円 |
41位 | 大島 僚太 | 28歳 | MF | 川崎フロンターレ | 8000万円 |
42位 | 槙野 智章 | 33歳 | DF | 浦和レッズ | 8000万円 |
43位 | レオナルド | 23歳 | FW | 浦和レッズ | 8000万円 |
44位 | 大谷 秀和 | 36歳 | MF | 柏レイソル | 7000万円 |
45位 | チアゴ マルチンス | 26歳 | DF | 横浜F・マリノス | 7000万円 |
46位 | レアンドロ | 27歳 | MF | FC東京 | 7000万円 |
47位 | 永井 謙佑 | 32歳 | FW | FC東京 | 7000万円 |
48位 | エウベル | 28歳 | FW | 横浜F・マリノス | 7000万円 |
49位 | レオ セアラ | 26歳 | FW | 横浜F・マリノス | 7000万円 |
50位 | マルコス ジュニオール | 28歳 | FW | 横浜F・マリノス | 7000万円 |
51位 | マテウス | 26歳 | FW | 名古屋グランパス | 7000万円 |
52位 | クォン スンテ | 36歳 | GK | 鹿島アントラーズ | 7000万円 |
53位 | 三竿 健斗 | 24歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 7000万円 |
54位 | ウェリントン | 33歳 | FW | 湘南ベルマーレ | 7000万円 |
55位 | 青山 敏弘 | 35歳 | MF | サンフレッチェ広島 | 7000万円 |
56位 | 興梠 慎三 | 34歳 | FW | 浦和レッズ | 7000万円 |
57位 | 江坂 任 | 28歳 | MF | 柏レイソル | 6500万円 |
58位 | 髙萩 洋次郎 | 34歳 | MF | FC東京 | 6500万円 |
59位 | 土居 聖真 | 28歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 6500万円 |
60位 | 林 彰洋 | 33歳 | GK | FC東京 | 6500万円 |
61位 | パトリック | 33歳 | FW | ガンバ大阪 | 6200万円 |
62位 | ヒシャルジソン | 29歳 | MF | 柏レイソル | 6000万円 |
63位 | アダイウトン | 30歳 | MF | FC東京 | 6000万円 |
64位 | 扇原 貴宏 | 29歳 | MF | 横浜F・マリノス | 6000万円 |
65位 | 天野 純 | 29歳 | MF | 横浜F・マリノス | 6000万円 |
66位 | 仲川 輝人 | 28歳 | FW | 横浜F・マリノス | 6000万円 |
67位 | 丸山 祐市 | 31歳 | DF | 名古屋グランパス | 6000万円 |
68位 | 六反 勇治 | 34歳 | GK | 横浜FC | 6000万円 |
69位 | 米本 拓司 | 30歳 | MF | 名古屋グランパス | 6000万円 |
70位 | リンコン | 20歳 | FW | ヴィッセル神戸 | 6000万円 |
71位 | チュ セジョン | 30歳 | MF | ガンバ大阪 | 6000万円 |
72位 | 倉田 秋 | 32歳 | MF | ガンバ大阪 | 6000万円 |
73位 | 犬飼 智也 | 27歳 | DF | 鹿島アントラーズ | 6000万円 |
74位 | ファン アラーノ | 24歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 6000万円 |
75位 | チアゴ アウベス | 28歳 | FW | ガンバ大阪 | 6000万円 |
76位 | 遠藤 康 | 33歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 6000万円 |
77位 | 柏 好文 | 33歳 | MF | サンフレッチェ広島 | 6000万円 |
78位 | 登里 享平 | 30歳 | DF | 川崎フロンターレ | 6000万円 |
79位 | トーマス デン | 24歳 | DF | 浦和レッズ | 6000万円 |
80位 | 阿部 勇樹 | 39歳 | MF | 浦和レッズ | 6000万円 |
81位 | キム スンギュ | 30歳 | GK | 柏レイソル | 6000万円 |
82位 | 武藤 雄樹 | 32歳 | FW | 浦和レッズ | 6000万円 |
83位 | 井手口 陽介 | 24歳 | MF | ガンバ大阪 | 5800万円 |
84位 | 三浦 弦太 | 26歳 | DF | ガンバ大阪 | 5700万円 |
85位 | 永戸 勝也 | 26歳 | DF | 鹿島アントラーズ | 5500万円 |
86位 | ティーラトン | 31歳 | DF | 横浜F・マリノス | 5000万円 |
87位 | 東 慶悟 | 30歳 | MF | FC東京 | 5000万円 |
88位 | 喜田 拓也 | 26歳 | MF | 横浜F・マリノス | 5000万円 |
89位 | 水沼 宏太 | 31歳 | MF | 横浜F・マリノス | 5000万円 |
90位 | 中谷 進之介 | 25歳 | DF | 名古屋グランパス | 5000万円 |
91位 | 木本 恭生 | 27歳 | DF | 名古屋グランパス | 5000万円 |
92位 | マギーニョ | 29歳 | DF | 横浜FC | 5000万円 |
93位 | 稲垣 祥 | 29歳 | MF | 名古屋グランパス | 5000万円 |
94位 | 前田 直輝 | 26歳 | FW | 名古屋グランパス | 5000万円 |
95位 | クレーベ | 30歳 | FW | 横浜FC | 5000万円 |
96位 | 永木 亮太 | 32歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 5000万円 |
97位 | 和泉 竜司 | 27歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 5000万円 |
98位 | アルトゥール カイキ | 28歳 | MF | 鹿島アントラーズ | 5000万円 |
99位 | 福森 晃斗 | 28歳 | DF | コンサドーレ札幌 | 5000万円 |
100位 | アンデルソン ロペス | 27歳 | FW | コンサドーレ札幌 | 5000万円 |
年俸の目安
年俸の目安 新人で480万円程度
レギュラークラスで1000万円から5000万円程度
チームの顔となるベテランクラスで数千万円~1億円程度
同じレギュラーでもチームの資金力が豊富か否かでも年俸の状況は異なります。
特にサポーターの強烈な浦和レッズや親会社のバックアップが手厚いヴィッセル神戸、ガンバ大阪などでは平均よりも高い年俸が選手に支給されています。
順位 | チーム名 | 2021年 総年俸 |
---|---|---|
1 | ヴィッセル神戸 | 47億1240万円 |
2 | 名古屋グランパス | 12億5540万円 |
3 | ガンバ大阪 | 11億5930万円 |
4 | 鹿島アントラーズ | 11億1040万円 |
5 | 浦和レッズ | 10億7960万円 |
6 | 川崎フロンターレ | 10億5160万円 |
7 | 柏レイソル | 10億3530万円 |
8 | 横浜F・マリノス | 9億4200万円 |
9 | セレッソ大阪 | 8億1840万円 |
10 | FC東京 | 7億9880万円 |
11 | 清水エスパルス | 7億1580万円 |
12 | サンフレッチェ広島 | 6億9440万円 |
13 | 横浜FC | 6億2280万円 |
14 | コンサドーレ札幌 | 5億9110万円 |
15 | 湘南ベルマーレ | 5億5780万円 |
16 | 徳島ヴォルティス | 4億5580万円 |
17 | アビスパ福岡 | 4億4080万円 |
18 | ベガルタ仙台 | 4億3240万円 |
19 | サガン鳥栖 | 3億3380万円 |
20 | 大分トリニータ | 3億1120万円 |
順位 | チーム名 | 2020年 総年俸 |
---|---|---|
1 | ヴィッセル神戸 | 47億3060万円 |
2 | 浦和レッズ | 15億7680万円 |
3 | 名古屋グランパス | 14億5860万円 |
4 | 川崎フロンターレ | 12億2220万円 |
5 | ガンバ大阪 | 11億1660万円 |
6 | 鹿島アントラーズ | 11億220万円 |
7 | 柏レイソル | 9億4780万円 |
8 | FC東京 | 9億3920万円 |
9 | 横浜F・マリノス | 9億660万円 |
10 | セレッソ大阪 | 8億7300万円 |
11 | 清水エスパルス | 7億9120万円 |
12 | コンサドーレ札幌 | 7億1120万円 |
13 | サンフレッチェ広島 | 6億9000万円 |
14 | 横浜FC | 5億9730万円 |
15 | サガン鳥栖 | 5億8610万円 |
16 | 湘南ベルマーレ | 4億5190万円 |
17 | ベガルタ仙台 | 4億5040万円 |
18 | 大分トリニータ | 3億5710万円 |
順位 | チーム名 | 2019年 総年俸 |
---|---|---|
1 | ヴィッセル神戸 | 49億1220万円 |
2 | 浦和レッズ | 15億2020万円 |
3 | 川崎フロンターレ | 13億5980万円 |
4 | サガン鳥栖 | 13億2280万円 |
5 | 名古屋グランパス | 12億7730万円 |
6 | 鹿島アントラーズ | 10億8220万円 |
7 | ガンバ大阪 | 10億3560万円 |
8 | セレッソ大阪 | 10億830万円 |
9 | FC東京 | 8億6320万円 |
10 | ジュビロ磐田 | 8億840万円 |
11 | 清水エスパルス | 7億4850万円 |
12 | サンフレッチェ広島 | 6億4770万円 |
13 | 横浜F・マリノス | 5億9800万円 |
14 | 松本山雅FC | 5億7640万円 |
15 | コンサドーレ札幌 | 5億6240万円 |
16 | ベガルタ仙台 | 5億2000万円 |
17 | 湘南ベルマーレ | 4億6440万円 |
18 | 大分トリニータ | 2億4840万円 |
サッカー選手の契約について
Jリーグでは主に3種類のプロ契約があります。
年俸の上限が無く、高額契約が可能。
レギュラークラスのほとんどがこの契約。1チーム原則25人まで。
年俸上限480万円。人数制限はない。
C契約
新人選手が結ぶ契約。年俸上限が480万円。
入団から3年目までしかこの契約は結ぶことができない。
新人から以下の所定出場時間を満たしていない選手に対して。
J1:450分(5試合フル出場相当)
J2:900分(10試合フル出場相当)
J3:1350分(15試合フル出場相当)
JFL:1350分(15試合フル出場相当)
年俸の支払いシステム
Jリーガーの年俸支払いシステムは基本給と出場・勝利給に分けられています。
基本給+出場・勝利給=年俸
基本給は基本となる給与で出場給は出場した場合に支給される給与、勝利給はゲームに勝利した時に支給される給与です。
仮に年俸1億の選手であったとしても、全試合に出場して全試合に勝利しないと契約年俸の満額をもらうことはできません。
全ての条件を満たして初めて、満額の年俸が支給されます。
基本給と出場・勝利給の割合は様々ですが、怪我で試合に出場できなかったり試合に負けてしまえばその分だけ年俸から定められた金額が減額されます。
※チームや選手の契約によって様々なケースがあります
スポンサー契約
日本代表・有名選手クラスになるとサッカーブランドとのスポンサー契約もあります。
日本代表で活躍する選手はメディアに頻繁に取り上げられて広告効果が高いため、スポーツメーカーはスパイクやウェアの使用契約を結んでいます。
契約金額は人気・知名度に比例して増減します。
◆Jリーグの人気選手で数千万円から数百万円
知名度の低い選手であれば、少額の金銭契約やスパイクやウェアの無償提供を受けることもあります。
J2の年俸・収入状況
J2の平均年俸は約400万円。
※週刊大衆より
J1とJ2では観客動員やスポンサー収入に大きな差があり平均年俸2000万円を超えるJ1に比べると年俸では大きな差があります。
前年はJ1で闘っていたチームであっても降格してしまえばチームへの収入が減少してしまうため、選手への年俸は大幅に減額されるのが通常です。
J2の中にも本格的にJ1を目指すチームとそうでないチームがあります。
J1を目指すチームではJ1に近い水準の年俸が支払われていますが、そうでないチームでは相当な薄給で200万円台の選手も少なくありません。
B契約・C契約が多くを占めるクラブもあります。
中には生活苦から副業に手を出さざるを得ない選手もいるようで、憧れのプロサッカー選手といえどもJ2レベルでは華やかな生活を送ることは難しいようです。
J3の年俸・収入状況
J3のクラブチームは、「プロ契約選手の保有人数が3人以上」という規定になっており、プロ選手が3人いればチームとして成立します。
プロとアマの割合はチームの状況によって様々ですが、実際にはほとんどの選手がアマチュア契約で、サッカースクールのコーチなどのアルバイトをしながら生計を立てています。
また、数少ないプロ契約の選手も平均年俸2000万円を超えるJ1とは大きな差があり、年俸で300万円~400万円程度が精一杯だといいます。
たとえプロ契約だとしてもJ3では大卒の初任給程度しか稼ぐことはできません。
JリーガーといえどもJ3に所属している限りは、金銭的なメリットはほとんど無いと言っていいでしょう。
海外の日本人選手について

日本のJリーグであれば最高でも年俸で1億5000万円程度ですが、海外で活躍している日本人サッカー選手の場合は話が異なります。
海外組の年俸酒井宏樹(マルセイユ):年俸2億6000万円※2019年
香川真司選手(サラゴサ):年俸約4700万円※2019年
本田圭佑(ACミラン):年俸2億8000万円 ※2016年
長友佑都(ガラタサライ):年俸2億6000万円 ※2019年
浅野拓磨(アーセナル):年俸6400万円 ※2016年
明確に年俸が報道されているわけではありませんが、吉田麻也選手(サンプドリア)など、1部リーグに所属する海外組選手の年俸は億を超えています。
選手生命の短いサッカー選手
◆新人入団選手の多くが2年から3年で契約を打ち切られ引退
◆プロ野球のような高額の契約金はない
平均年収が約2000万円と一般の水準からすれば相当な高年収と言えますが、現役引退の平均年齢は約26歳です。
2020年で41歳になる遠藤選手のように永く活躍する選手もいる一方で、新人入団選手の多くが2年から3年で契約を打ち切られ引退していきます。
※新人選手のC契約は3年までの制限があるため、3年までに戦力外になるケースが多い。
約800人いるJリーガー(J1)の中で翌年もプロ選手として契約できるのは約650人。
それ以外の150人は現役を引退するか、下位リーグのJ2やJ3、JFL、海外などに移籍し、現役を続けます。
プロ野球では入団の際に契約金が数千万円から1億5千万円程度支給されていますが、Jリーガーにそのような契約金はありません。
※支度金制度はあるが金額が桁違い。
そのような実情から、現在ではギリギリプロになれるような選手はJリーグを選択せずに大学に進学し、より良い状態でプロを目指す選手が増加しているといいます。