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【完全解説】なぜ金塊の密輸は儲かるのか?その仕組みとカラクリ

2018年03月22日

|更新:2018年03月26日

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近年、金の密輸事件のニュースが頻繁に報道されている。

詳細は不明だが、最近ではモデルの高垣麗子さんの夫で音楽プロデューサーの森田昌典容疑者が逮捕されるなど反社会勢力との関係が薄いと思われる人物にまで金密輸の魔力が浸食しているようだ。

違法薬物の密輸なら取り締まりを受ける意味がわかるが、「金の密輸」でなぜ取り締まりが行われているのかわからない人がほとんどだろう。
そもそも金を密輸する意味自体がわからないはずだ。

それほどまでになぜ人気?があるのか?
「金密輸」で利益を得るその仕組みとカラクリを解説していく。

金の密輸で儲けるカラクリ

結論から言うと、金密輸は支払うべき消費税を支払わない事でその差額を利益として得る違法行為である。

金の密輸で儲けるカラクリはこうだ。

上の図表に掲載しているが、まず、香港など消費税のかからない諸外国である程度まとまった金塊を購入する。
ある程度まとまった金塊というのは、この密輸の利益は消費税の8%分となるので、高額の金塊でないと相応の利益は発生しない。

1000万円で消費税8%、80万円の利益となるが、海外への渡航費や協力者への報酬も合わせると数千万円の元手がないと割に合わないブラックビジネスになる。

そして、高額の金塊を密輸で日本に持ち込み、日本の貴金属店で売却する。
本来ならば、金を日本に持ち込む際には日本の税関で8%分の消費税を事前に支払う必要があるが、密輸によってそれをスキップする。

日本の貴金属店では買い取り価格に8%の消費税を上乗せして支払うのが通常なので、密輸して売却した場合は8%分の消費税がまるまる利益となるのである。

仮に5億円の金塊を輸入して、日本の貴金属店で売却した場合は、消費税8%分の4000万円が利益となる。

更に、ほとんどのケースでは金の買い取り業者と密輸グループは「グル」になっており、これら一連の流れをエンドレスにループさせるのだ。
1回あたりで4000万円。
それを10回繰り返すだけで、簡単に利益は4億円に跳ね上がる。

暴力団対策法が強化されている今、これ以上ないほどの資金減になっているという。

誰が損をしているのか?

利益を生み出す仕組みは上記の通りだが、では実際に誰が損をしているのだろうか?

答えは本来、消費税を受け取る国であり、それを享受するべき国民なのだ。

本来ならば、国に納められるべき消費税を搾取し、個人の利益として私腹を肥やしているのだ。

なぜ、金の密輸が頻発するのか

組織的な犯行以外では5億円の密輸はまず不可能だが、1回の渡航で数百万~数千万円の利益が得られるとなれば、その筋ではおいしい商売といえる。

ましてや、違法薬物などのように「金」自体は全く法に触れるものではないため、逮捕されたとしても執行猶予付きの微罪で釈放となるケースがほとんど。

悪質なケースでなければ罰金は取られてしまうが、金自体も返却される。
リスクに敏感な裏稼業の人間に人気がでるのも仕方のない事だろう。

ただ、近年は警察当局も金の密輸に対しての捜査を強化してきている。
税関では手荷物検査が強化され、怪しいとなればすぐに金属探知機で検査が行われる。

うまく密輸ができたとしても日本国内で高額の金塊を頻繁に売却したとなれば、すぐに監視対象となる事は間違いないだろう。

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