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【次の仕事が決まっていないのに辞める】メリットとデメリットを人材のプロが解説

2020年03月17日 74 就職・転職
転職希望者

転職を希望しているのですが、退職した方がいいですか?
働きながらのほうがいいですか?

私の所に来る人の多くが、この質問を投げかけてきます。
確かに気になる質問だと思いますが、この質問には私はこう応えています。

田中

今から退職後の転職活動と働きながらの転職活動のメリットとデメリットを伝えるので、あなたが決めてください、と。

私が転職希望者に説明している、次の仕事が決まっていない状態での転職活動のメリットとデメリットを参考に、あなたはどちらにするのかを決めてください。

 

デメリット

まずは、次の仕事がきまっていないのに辞める典型的なデメリットをいくつか紹介しましょう。

お金がなくなる

一番のデメリットは金銭的な問題でしょう。
自己都合なら失業保険が支給される3ヶ月後まで無収入で過ごさなければなりません。

どれだけの転職猶予期間があるのかは、貯金の金額次第になります。

住民税、国民健康保険、国民年金の支払いが厳しい場合は役所に相談に行くことで猶予期間が設定されることもあります。

  自己都合 会社都合
失業保険給付 約3ヶ月後 約1週間後
支給日数 90日~150日 90日~330日

転職期間の制限があり、精神的に追い詰められる可能性がある

仕事を完全にやめてしまうと収入が減少してしまうことから、精神的に追い詰められる人もいます。

焦りから妥協して、わけのわからない企業に就職してしまった、というのも珍しくない話です。

 

ひとり暮らしをしていたので生活費の問題から、とりあえず入りやすそうないつも募集のある企業に応募し、採用されました。

そこは漆黒のブラック企業でした。
結果、すぐに逃げるように退職しました。

貯金・収入の目処が立っていない状態での退職は危険です。
貯金の金額と失業保険給付の期間・金額を確認しておきましょう。

会社からの引き止めが強くなる

次が決まっていないと、現在の会社からの慰留が強くなる傾向にあります。
ただ、これは正直に話してしまうからで、

「既に転職先は決まっている」
「既にほとんど決まっている会社がある」

と誰も傷つけない嘘を付けば問題は解決します。

空白期間はマイナス評価にならない

たまに「空白期間は面接官の印象が良くない」といったデメリットが強調されているサイトがありますが、私の経験上はさほど大きな影響はないように思います。

都市伝説に近い話ですが、空白期間が著しいマイナス評価になることはありません。

田中

5年・10年クラスの長期間なら話は変わりますが、空白期間が1年2年程度なら、マイナスにみられることはありません。

次から次へと乗り換える尻軽女一本気な女性
それはそれで、どちらも魅力的な女性じゃないですか(笑)

メリット

次に、仕事がきまっていない状態で退職するメリットをいくつか紹介します。

現状から脱出できる

現状からの開放。これが一番でしょう。
お金のことよりも、とにかく辞めたい!
それほどまでに、つらい仕事であるならば、退職すべきです。

元アパレル

パワハラだらけで仕事がとにかく辛くて、うつ病気味に。
出勤前にはいつも泣いていました。
退職翌日の朝は嬉しくて違う意味の涙が出ました。

平日昼間に面接に行くことができる

都合よく指定日に有給が取得できれば良いですが、働きながらの転職活動だと日中に面接に行くことは難しくなります。

日中に制限のない状態なら、相手の都合に合わせて面接に行くことが可能で、それだけ転職の決定スピードも早まります。

入社までのスピードが早く喜ばれる

採用が決定すれば、企業は1日でも早く出社してほしいのが心情です。
「最短翌日出社」など退職済みであれば、相手の期待に応えやすくなります。

企業研究が十分にできる

日中に時間があるため、インターネットや口コミで企業研究を十分に行うことが可能です。

田中

時間があったからといって全てを見抜けるわけではありませんが、十分にリサーチすれば最低でもブラック企業は回避することができるはずです。

無理して決めてしまう可能性が少ない

辞めたい気持ちを持ちながら働き続けるのは、精神的につらいものがあります。

金銭的な期限はありますが、楽になりたい一心から適当な企業を選んでしまうリスクは軽減します。

本気度が伝わりやすく内定辞退の恐れが少なく評価が高まる

既に退職しているので、相手先企業も採用を決めやすくなります。

田中

転職あるあるですが、働きながらの転職活動の場合、採用となった後で

「やっぱり、前の会社に残ることにしました(´・ω・`)」

というのが結構あります。

珍しい話ではないですが、小さい企業だと採用コストをかけてきた分、地味にキツいそうです。

働きながらの転職活動か、辞めてからの転職活動かは状況次第

仕事を辞めてから転職活動をするのと、仕事を辞めずに転職活動をするのではどちらが良いのか?
これは、金銭状況と今の会社の嫌度などの兼ね合いによって様々です。

転職サイトDODAの調査では約8割の人が働きながらの転職活動を選択しているようです。
やはり、金銭的な不安もあり、次が決まっていないと動きにくい人が多いのでしょうか。

どちらを選択するのかは最終的には本人の気持ち次第ですが、在職中にある程度の目星(金銭・求人状況)は付けておいたほうが良いでしょう。

仕事が決まって無くても退職して良い年齢の目安は30代前半

もちろん、30代前半以下の誰もがこの条件に当てはまるわけではありませんが、この年齢であれば、今の日本の求人状況からして転職先が決まらないという事はまずないと思われます。
※経験や能力次第

2020年の時点での有効求人倍率は1.6倍を超えており、求人数も右肩上がりです。

35歳以上、40代の場合は1回は転職エージェントに相談を

空前の人手不足といえども、35歳以上、40代の場合は少し話が異なります。

そのあたりの年齢になると相応のスキルと経験が求められる傾向にあり、選ばなければ転職先に困ることは無いと思われますが、年収アップや前職と同条件で転職ができるかどうかは一概には言えません。

退職をする前に一度、転職エージェントに相談に行き、自身の価値を確認してからにした方が良いでしょう。

田中

転職エージェントで紹介される求人を見て、自身の価値を確認してください。
良い求人が紹介されそうなら、退職してからの転職活動も問題ありません。

◇エージェントの顔色が曇っている
◇求人の質が良くない

場合は退職をせずに働きながらの転職活動にしたほうが良いでしょう。

転職サイトや転職エージェントを物差しに有効活用しよう

転職サイトや転職エージェントは転職をする時だけに役に立つ存在ではありません。

多くの経験から、彼らは転職における明確なスケールを持っていて、求職者の経歴や学歴からどのレベルの企業に可能性があるのかを一瞬で判断できます。

転職希望者もまだ転職をする気がない人も自分の価値を再確認する手段として活用してみてはいかがでしょうか?

ビスリーチ

ハイキャリア人材を対象とした転職エージェント「ビズリーチ」
TV CMを大量に放送しており、その知名度と資金力でハイクラス転職業界のトップを走り続けています。

企業側の評価もすこぶる高く、「人材募集はまずはビズリーチから」という大手企業も少なくありません。
掲載されている高年収求人を見るだけでもかなり参考になります。
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リクルートエージェント

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年収アップを目指すならば、とりあえず登録を。

この記事を書いた人
田中大河

人材畑一筋に歩んできた人材のスペシャリスト。
就職・転職に関する知識が豊富。