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給料が上がらない|会社の特徴や交渉術、転職の選択肢まで紹介

2020年03月13日 2020年03月16日 497 就職・転職

「給料が上がらない」「給料が少ない」

と、私のところに相談に来る人の8割は「給料が上がらない。今後どうするか」という悩みを抱えています。

年収や給与に関しては、いくら稼げるようになったとしても尽きることはないのですが、切実に悩んでいる人も多いのが現実です。

そこで私が相談者にいつも伝える「給料が上がらない」に対する実情と解決法をお教えしましょう。

 

日本全体として年収・給料は上がっているのか下がっているのか

 

2010年まではサラリーマンの年収は減少の一手でしたが、そこから反転して現在では賃金は上昇傾向にあります。

人手不足の影響から賃金を上げる企業が増加しており、これからもこの傾向は続くと思われます。

現状では給料は増えていると考えて良いでしょう。

一般的な給料上昇

 

学歴別の賃金カーブをご覧ください。
※賃金構造基本統計調査 2017年
20代から50代まで緩やかに上昇して定年を迎える、理想とも言える曲線を描いています。

平均よりも上の会社であれば、同様に近い賃金上昇が期待できますが、規模の小さい企業ほど曲線の角度が緩やかにフラットに近づきます。
つまり、給料の上昇幅が少なくなります。

給料が上がらない会社・企業の特徴

給料の上がらない企業には共通する特徴があります。
そして、給料の上がらない原因もそこにあります。

会社の業績が悪い

給料に充てがう資金が無いため、可能性は0です。
絶対に給料が増加することはありません。

仕事が簡単・誰にでもできる製造業

その仕事が特別な知識・経験・技能を必要としない職業の場合は、給料は抑え込まれる傾向にあります。

誰にでもできる仕事であるため、人材確保に資金を回す必要がなく、人が辞めれば雇用するというスパイラルが続きます。

サービス業など末端の業種

小売やサービス業は一般的に低賃金です。
レバレッジの効きにくい業種であるため、物理的に大きな利益が出せません。

レバレッジとは「テコの原理」のこと。
小売やサービス業はひとつの物を販売するために、1人が対応する必要があります。
そのため100個を売ろうとすると延べ100人分の人件費・労力が必要になり、売上が上がれば経費も増加して効率は良くありません。

レバレッジの効くIT業種、例えばGoogleであれば、1万人から100万人にサービスが増加したとしても、プログラムの改修とサーバーの増設で対応できるため人件費や経費がそのまま100倍とはならず、利益が増加しやすい。

同族企業・家族経営

将来的に役員には自身の親族を昇格させる事が多く、良い待遇で一般社員を取り扱わない傾向にあります。

一般社員は役職にも就きにくいため、給与が上昇する機会自体が少なくなります。

ブラック企業

ブラック企業は社員の給料のことなど興味がありません。
人を使い捨てと考えていますから、どうしようもありません。

給料が上がらない場合の交渉について

給料を上げてもらうために上層部との交渉を考えている人も多いかもしれませんが、会社の状態によって給料が上がりやすいケースと上がりにくいケースがあります。

給料が交渉で上がりやすいケース

給料アップ交渉が成功するのは以下の2つ、またはどちらかを満たせている場合に限ります。

成功しやすい条件◆会社の業績が良好である
◆あなたの存在価値が社内で高い

まずは会社にとってあなたが必要な存在であるか否かが重要で、唯一無二の存在であればあるほど、交渉が成功する可能性が高まります。
後は、給料アップを現実とする資金が会社にあるのかどうか?そこが問題になってきます。

どうでもいい人材と思われている場合は他の社員との兼ね合いもあるため、会社側が首を縦に振る可能性は少ないと思われます。

その他では、最初から著しく給与が低い場合も給与アップの可能性があります。
地方では手取り12万円の正社員がそう珍しくありませんが、その様な状態であればもともとの金額が低いために企業側の痛手が少なく、応じてもらえる可能性は高まります。

ただ、根本として会社の業績が悪すぎる場合は難しいのが実情です。

 

月収12万円で働いていましたが、田中さんの助言で月1万円アップを実現できました。
交渉方法は「誠心誠意お願いする」だけ(笑)でしたが、もとが低かったので月額1万円程度なら可能との回答でした。

給料が交渉では上がらないケース

こちらも単純に業績が良くない、将来的に業績が回復する展望がない場合にはどのような交渉をしようと給与アップの実現は不可能です。

給料が上がらない条件◆会社の業績が悪い

例えあなたが唯一無二の存在であったとしても、会社側は「無い袖は振れない」ため交渉は失敗する可能性が高いでしょう。
諦めるしかありません。

給与アップの交渉術

基本は誠心誠意お願いをする形で、

◆会社に忠誠を誓うこと ※本心かどうかは置いておいて
◆自身の生活が逼迫していること

を切々と訴えるしかありません。
そこで「最終的に上層部がどのような結論を下すのか」次第になります。

強気の交渉術もある

私が担当してきた中で使用された強気の交渉術をご紹介します。

 

別の企業からヘッドハンティングを受けて、決断しかねている。
私はこの会社が好きなので会社が給料を上げてくれるのなら残りたい。

他社からの誘いを匂わせる形で上司にお伺いを立てて、給与アップを交渉する手法です。
転職が活発な東京のIT系や外資でたまに使用される手法ですが、この様な手法をとる人もいます。
※他社から誘われていると嘘をついて交渉する人もいます。

ただし、相当な能力者でない限り使いにくい手法で、失敗しても、成功しても遺恨が残りやすい諸刃の剣ともいえます。

実際に給与アップの交渉で上がるものなのか

基本的には上がらないと考えましょう。

現在働いている社員が交渉で給与をあげることはかなり難しく、仮にその社員だけを優遇した場合、他の社員から不満が出るのは確実です。

1人をアップするなら他の従業員にも何らかの配慮をする必要があり、物理的に難しいようです。

田中

私の印象では10人いて1人成功するかどうか、、という程度。
ほとんどが上司になだめられて、実際には上層部との交渉テーブルにつくことすら難しい。

一番交渉が成功しやすいのは転職での入社時。
入社時に限り、金額交渉を容認する会社が多い。

上がらない年収・給料を上げるためにはどうすれば良いのか

給料を上げるための直接交渉は、なかなか分が悪い事は理解いただけたと思います。
となると、給料を増やす選択肢としては転職か副業というのが現実的でしょう。

副業で給料を上げる

副業では以下のサイトが有名です。

クラウドワークス :データ入力やイラスト・プログラムなどのマッチングサイト。
ランサーズ:スキルのマッチングサイト。
◆ ココナラ :「得意」なスキルを販売できるサイト。

隙間時間をプログラムや人生相談などの商品として販売し、収入を得ることができます。
これらの他にはせどりなど、個人でできる副業も数多くあります。

田中

副業にも関わらず、時給5000円や年収1000万円を実現している人もいます。
もはや、副業ではない、、。
気軽にチャレンジできるものの、安定感に欠けるのが副業のデメリット。

転職で年収を増やす

私が人材会社で働いている事もありますが、給料をアップさせたいなら転職が最善手と言えます。
今の転職市場はとにかく「人手不足」という言葉が最適でどこの企業も人が足りていない。
歴史上かつて無いほどの買い手市場になっています。
田中

転職を考えるなら、自分の価値・能力を知ることが重要なポイントになります。
まずは転職サイトと転職エージェントへの登録を済ませてください。

 

どうして、転職サイトとエージェントに登録するのですか?

転職を考えるなら、まずは自分の価値・能力を知ることが重要なポイントになります。
そこで

自身の市場価値を確認◆転職サイトに登録してスカウトメールの質を見る。
◆転職エージェントに登録する。登録に行って、「私はどのくらいの会社に転職できそうですか?」と直接聞いてみる。

転職エージェントでは、はっきりとは回答せずに濁した回答になると思いますが、

担当者

〇〇会社なら~さんのスキルなら射程圏内です。
〇〇会社のレベルはちょっと難しいと思います。
こんな会社はどうですか?

と、現在の転職市場におけるあなたの価値を教えてもらうことができます。
そこで、年収が上がりそうであれば転職を検討してみれば良いでしょう。
会社も退職せずにリスク無しで給料アップの可能性を探れる最高の方法です。

転職チャレンジした人の声

Aさん

製造業/20代後半/男性

転職エージェントに行きましたが、紹介されたのはリフォームの飛び込みや太陽光の営業ばかりでした。
私に紹介できるのはこのくらいしかないとはっきり言われ、自分の価値が嫌というほどわかりました。
給料アップは可能でしたが、消耗する営業仕事はしたくなかったので転職は諦めました。
給料は低いですが、今の会社で副業を視野に入れながらやっていこうと思います。

 

Bさん

プログラマ/26歳/女性

新卒から銀行の法人営業を3年やって、給料は安いし、精神的にも体力的にもキツすぎて体が保たないので転職エージェントに登録しました。
転職できそうな会社を聞くと同業なら同じような労働条件でしたが、IT系なら第2新卒に近い形で可能かもしれないとのことでそちらを選択しました。
給料は若干ですが上がり、今ではプログラマーとして残業がほぼない状態で働けています。

転職サイトや転職エージェントに登録しても年収が増加する保証はありませんが、可能性は確実に知ることができます。

転職エージェントに登録して紹介を受けても一切の費用はかからないうえに、実際に面接を受けて内定をもらったとしても、そこから断ることも可能です。

例え、最終的に断ったとしても人材会社から怒られることもありません。
※日常茶飯事なので織り込み済みです。多少の小言はあるかもしれませんが、、。

「給料があがらない」「給料をあげたい」

と悩んでいるなら、とりあえず転職エージェント・転職サイトに登録して転職を検討してみると良いでしょう。

給料が上がりやすい転職サイト・転職エージェント

年収が上がりやすい転職サイト・転職エージェントの一覧です。
年収アップが期待できるハイキャリアエージェントや大手のみを掲載しています。

登録は無料ですが、登録したからといって、必ず転職する必要はありません。
高年収企業がどのような求人出しているのか、掲載されている高年収求人を見るだけでも登録する価値はあります。
下記のエージェントに相談に行けば、年収アップの可能性を知ることができます。

ビスリーチ

ハイキャリア人材を対象とした転職エージェント「ビズリーチ」
TV CMを大量に放送しており、その知名度と資金力でハイクラス転職業界のトップを走り続けています。

企業側の評価もすこぶる高く、「人材募集はまずはビズリーチから」という大手企業も少なくありません。
掲載されている高年収求人を見るだけでもかなり参考になります。
年収アップ・ハイクラスの転職を目指すならば、まずはビズリーチに登録してください。

ランスタッド

世界最大級の転職エージェント「ランスタッド」
ランスタッドは世界39の国と地域に4600以上の拠点を持つ世界最大級の総合人材サービス会社です。

コンサル系から事務系・医療系・金融系まで幅広い業種を取り扱っているのが特徴で、年収500万円を超える優良企業群が挙って求人を掲載しています。

掲載されている高年収求人を見るだけでもかなり参考になります。
年収アップ・ハイクラスの転職を目指すならば、「ランスタッド」にとりあえず登録を。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは非公開求人が20万件以上の業界のスタンダードエージェント。
提出書類の添削、面接対策、独自に 分析した業界・企業情報の提供など転職サポートが充実しています。

業界最大手のリクルートグループという事もあり、業界内での立場は圧倒的です。
掲載されている求人を見るだけでも平均値がわかります。
年収アップを目指すならば、とりあえず登録を。

マイナビエージェント

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この記事を書いた人
田中大河

人材畑一筋に歩んできた人材のスペシャリスト。
就職・転職に関する知識が豊富。