
パチンコ・パチスロ業界誌のデータをもとに、パチプロの年収・収入状況を掲載しています。

パチプロ
平均年収
100万円~200万円程度


パチプロの年収・収入について

パチプロとは
パチプロとはパチンコ・パチスロでの稼ぎを生計の中心にしている人のこと、職業。
パチンコ・パチスロ業界が盛り上がっていた2000年前後(※それ以前も)には、時間に余裕のある学生やフリーターを中心としたパチプロブームがありましたが、不景気や規制強化の影響で2015年現在ではパチンコ一本で生計をたてている「かつてのようなパチプロ」はほとんど絶滅状態にあるといわれています。
パチプロになるには
パチプロになるために必要なものはありません。
一般的にはパチンコを打つことで稼ぎを生みだし、生計を立てることができていれば「パチプロ」と認識されます。
パチプロの収入は
かつては年収1000万円を超えるような凄腕のプロや軍団を形成して相当な稼ぎを生み出しているプロ集団も存在していましたが、現在では年収でサラリーマン並みの数字を稼ぎ出せるプロはほとんどいません。
2015年現在のパチプロの平均年収は100万円から200万円程度と予想されます。
※実際の統計データはないため、業界誌プロデータより推測
月収で10万円~20万円程度が平均的で生活をするにはかなり厳しい数字ですが、現在のパチンコは勝ち続けること自体が難しい状態になっているため、この数字でも恵まれている方だといいます。
なぜパチプロが少なくなったのか
主にふたつの原因があります。
1.不景気でパチンコ店の売上、業界の市場規模が縮小し、還元率が減少した。
一番の理由は不景気による「パチンコ離れ」です。
世の中の景気が悪化したことによって、急速にパチンコ遊興者が減少していきました。
来店者数が減少すると店側も還元率(お客の勝ち金)を縮小せざるを得なくなり、
客が減る→売上・利益が減る→還元率が下がる→更に客が減る
という負のスパイラルに陥ってしまった結果、パチンコ店の倒産が増加しパチンコ産業の市場規模は縮小し続けています。
2003年の約30兆円から2013年の約19兆円までわずか10年で10兆円以上も売り上げが減少しており、業界の不振がデータから見てとれます。
2. 規制が強化され大量出玉が禁止となりパチンコ人気が衰退。同時にパチプロが勝ちやすい機種も無くなってしまった。
パチンコブームがヒートアップしていた2000年前後は1日で数十万円から100万円の勝ち金を得られるギャンブル性の高い機種が人気を博していました。
しかし、人気が徒となり、子供を駐車場に残したままパチンコに興じて死亡させる事件が頻発するなど、大きな社会問題になりました。
結果、高すぎるギャンブル性を問題視した当局から業界に対する規制が入り、パチンコメーカーは面白みの少ない利益の薄い機種しか開発・販売できないようになりました。
そのため、2015年現在では爆発的な人気台は無くなり、パチプロが好む大きく勝てる機種はほとんど存在していません。※主にパチスロ
パチプロにとって現状は厳しい
不景気によってパチンコ店の還元率が下がり、規制によってパチンコからの期待利益が減少するというダブルパンチによって、現在のパチプロの労働環境は悪化の一途をたどっています。
たとえ景気が回復してきたとしても一度離れてしまった愛好者が簡単に帰ってくる事は考えにくく、規制緩和が行われるなど何か起爆剤となる出来事がない限りはパチプロには厳しい状況が続くと予想されています。