公式サイトなどで公表されているデータを集計しました。
競艇選手・ボートレーサーの年収・収入状況を掲載しています。

競艇選手
ボートレーサーの年収
平均年収:約1600万円
A1ランク(約320人):平均年収 約3300万円
A2ランク(約320人):平均年収 約1800万円
B1ランク(約700人):平均年収 約1100万円
B2ランク(約250人):平均年収 約500万円


競艇選手・ボートレーサーの年収・収入について

競艇選手・ボートレーサーとは
競艇とは公営競技の一つで、いわゆる国が認めた「ギャンブル」です。
競艇選手とは全国各地に20カ所以上ある競艇場でボートレースを行う選手の事をいいます。
年収・収入状況について
競艇選手は総じて高収入です。
トップクラスの選手で獲得賞金が年間2億円程度。
平均年収では1600万円と三菱商事など一流商社クラスの数字でかなりの高収入職業と言えるでしょう。
また、平均引退年齢が51歳。平均在籍年数が29年と生涯年収では他のどのプロスポーツよりも高収入です。
ランク | 人数 | 年収 | 割合 |
---|---|---|---|
A1ランク | 約320人 | 約3300万円 | 約20% |
A2ランク | 約320人 | 約1800万円 | 約20% |
B1ランク | 約700人 | 約1100万円 | 約45% |
B2ランク | 約250人 | 約500万円 | 約15% |
B1ランク以上の年収1100万円以上が全体の85%と驚異的な数字。
全体の15%よりも実力があれば年収1000万円以上が約束されます。
平均年齢 | 平均引退年齢 | 平均年収 | 在籍年数 | |
---|---|---|---|---|
競艇 | 37歳 | 51歳 | 約1600万円 | 29年 |
プロ野球 | 27歳 | 29歳 | 約4000万円 | 9年 |
Jリーグ | 23歳 | 26歳 | 約2000万円 | 5年 |
他の人気スポーツ、プロ野球とJリーグと比べてみても、収入では競艇選手が圧倒的。
また、他のスポーツでは小さな頃から継続的に努力し続け、多数のライバルに勝ち続けないとプロになる事はできませんが、競艇選手はやまと学校の「1年間」で選手になる事ができます。
入学難易度が何十倍と狭き門ではありますが、年月や努力に対するコストパフォーマンスという意味では相当恵まれているスポーツといえます。
競艇 1600万円x29年=4億6400万円
プロ野球 4000万円x9年=3億6000万円
Jリーグ 2000万円x5年=1億円
競艇選手・ボートレーサーになるには
ボートレーサーになるには福岡県柳川市にある「やまと学校」に入学し、卒業する必要があります。
「やまと学校」はボートレーサーの養成施設で「1年間」レーサーになるための訓練を受けます。
年に2回生徒募集が行われますが、競争率は約40倍とかなりの難関で、相当な能力がないと合格する事はできません。
【受験資格】
・15歳以上30歳未満(入学日において中学校を卒業していること)
・身長:175㎝以下(18歳未満の男子については168㎝以下)
・体重:男子47㎏~55㎏以下 女子42㎏~50㎏以下
・視力:両眼共に0.8以上 (コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体内レンズ」手術は不可) など
【試験は3段階】
第1次試験(中学卒業レベルの学力試験と体力試験)
第2次試験(身体検査・体力テスト・面接など)
第3次試験(面接・身体検査・適性検査)
やまと学校ではかなり厳しい訓練が行われる
やまと学校は全寮制で男性は坊主、女性も短髪。
携帯電話も持ち込めないほどの徹底した管理体制がとられています。
授業は学科と実技があり、合計で2000時間程度と相当の勉強量です。
入学後の1年は、とにかく徹底して「競艇」を学ぶ事になります。
例年40人程度が入学しますが、最後まで残り卒業できるのは80%程度で、著しく能力が低く適性が無いと判断されたり、素行不良が目立つ生徒は退学することなります。
競艇は死亡事故が起こる事も珍しくないスポーツですから、厳しく適性を見定められるのも仕方のない事なのかも知れません。