キーエンスの平均年収・生涯賃金・初任給
上場企業が公表している有価証券報告書データよりキーエンスの収入状況のデータを集計。
2019年発表のキーエンスの平均年収は2110万6666円、生涯年収(生涯賃金)は8億3526万212円でした。
キーエンス
平均年収:2110万6666円
生涯年収:8億3526万212円
平均勤続年数:12.1年
平均年齢:35.8歳
従業員数:2388人
大卒初任給:20.5万円
内定者数:‐人(男:‐ 女:‐)
中途採用者数:‐人
※初任給・採用者は2019年取得
キーエンスの年別年収推移と従業員数、平均年齢、勤続年数
キーエンスの平均年収・従業員数・平均年齢・勤続年数の各種データの推移状況を年毎にグラフ化。
少人数かつ高収入の企業がありますが、そのほとんどは事業を行う本体の企業とは別の「~ホールディングス」といった持ち株会社。
1年毎の推移をグラフとして見ることで企業の体力や状況を知ることができます。

年 | 従業員数 | 平均年齢 | 勤続年数 | 年収 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 2388人 | 35.8歳 | 12.1年 | 2110万6666円 |
2018年 | 2253人 | 35.9歳 | 12.2年 | 2088万5270円 |
2017年 | 2121人 | 36.1歳 | 12.4年 | 1861万7851円 |
2016年 | 2160人 | 35.3歳 | 11.7年 | 1756万1367円 |
2015年 | 1988人 | 35.6歳 | 11.8年 | 1648万5728円 |
2015年 | 2063人 | 35.3歳 | 11.7年 | 1688万2469円 |
2014年 | 2038人 | 34.8歳 | 11.1年 | 1440万1001円 |
2013年 | 2029人 | 34.3歳 | 10.6年 | 1321万9419円 |
2012年 | 2077人 | 33.5歳 | 9.8年 | 1314万5033円 |
2012年 | 1883人 | 34.4歳 | 10.7年 | 1322万1200円 |
2011年 | 1920人 | 33.4歳 | 9.8年 | 1285万8158円 |
2010年 | 1959人 | 32.5歳 | 8.9年 | 1008万6859円 |
2009年 | 1895人 | 32.1歳 | 8.6年 | 1135万7052円 |
2008年 | 1764人 | 32.0歳 | 8.5年 | 1397万6308円 |
2007年 | 1647人 | 31.9歳 | 8.3年 | 1386万164円 |
2006年 | 1529人 | 31.8歳 | 8.3年 | 1344万6415円 |
2005年 | 1390人 | 31.9歳 | 8.3年 | 1333万5797円 |
キーエンスの年収偏差値
3000社以上の上場企業におけるキーエンスの年収偏差値を算出いたしました。
このデータによって、キーエンスの年収が上場企業内、業界内、都道府県内においてどれほどの位置にあるのか相対的な状況を知ることができます。
キーエンスの年収偏差値は137.3でした。日本の中でも異次元の収入状況です。偏差値80以上は全体の0.1%程度。間違いなく日本のトップ企業といえます。
全国を対象とする上場企業全体の年収偏差値よりも、業種内や都道府県別の年収偏差値に注目した方が良いケースもあります。
全企業を含めてしまうとコンサル系や銀行業など高収入体質の業界も含めて対比することになり、その企業の実態を把握しにくくなるためです。
サービス業や小売り系は総じて低収入だったり、東京や大阪には年収2000万円に近い企業があったりと企業を取り巻く状況は様々であることを加味して判断すると適切な企業状況を知ることができます。
キーエンスの全上場企業中の年収ランキング
3000社以上ある上場企業の中でのキーエンスのデータを上場企業別・業種別・都道府県別にランク付けしました。
キーエンスの平均年収2110万6666円、生涯年収8億3526万212円のランキングは以下の結果となりました。
キーエンスの年齢別年収推移と生涯年収・生涯賃金
2019年 キーエンスの30歳から55歳の推定推移グラフと30歳から59歳までの年収・ボーナス・給与推移データを見ることができます。
※賃金構造基本統計調査 業種別賃金カーブデータより。
統計値を利用した推測データのため、実際の数字とは乖離のある場合もあります。参考程度にご覧ください。

年齢 | 月額給与 | 給与(年間) | ボーナス(年間) | 年収 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 123万8883円 | 1486万6607円 | 364万6524円 | 1851万3131円 |
31歳 | 126万1358円 | 1513万6296円 | 380万7991円 | 1894万4287円 |
32歳 | 128万3832円 | 1540万5985円 | 396万9458円 | 1937万5443円 |
33歳 | 130万7777円 | 1569万3334円 | 412万7317円 | 1982万655円 |
34歳 | 133万3195円 | 1599万8344円 | 428万1575円 | 2027万9920円 |
35歳 | 135万8612円 | 1630万3354円 | 443万5833円 | 2073万9188円 |
36歳 | 138万4030円 | 1660万8363円 | 459万92円 | 2119万8456円 |
37歳 | 140万9447円 | 1691万3373円 | 474万4350円 | 2165万7720円 |
38歳 | 142万8989円 | 1714万7871円 | 487万7961円 | 2202万5833円 |
39歳 | 143万9717円 | 1727万6606円 | 498万608円 | 2225万7214円 |
40歳 | 145万445円 | 1740万5341円 | 508万3254円 | 2248万8596円 |
41歳 | 146万1173円 | 1753万4076円 | 518万5901円 | 2271万9977円 |
42歳 | 147万1900円 | 1766万2811円 | 528万8547円 | 2295万1359円 |
43歳 | 148万6033円 | 1783万2405円 | 539万3957円 | 2322万6359円 |
44歳 | 150万5273円 | 1806万3283円 | 550万3508円 | 2356万6791円 |
45歳 | 152万4513円 | 1829万4160円 | 561万3058円 | 2390万7219円 |
46歳 | 154万3753円 | 1852万5042円 | 572万2609円 | 2424万7651円 |
47歳 | 156万2993円 | 1875万5919円 | 583万2159円 | 2458万8079円 |
48歳 | 158万8577円 | 1906万2928円 | 600万344円 | 2506万3272円 |
49歳 | 162万505円 | 1944万6069円 | 622万7158円 | 2567万3227円 |
50歳 | 165万2433円 | 1982万9205円 | 645万3976円 | 2628万3181円 |
51歳 | 168万4362円 | 2021万2346円 | 668万790円 | 2689万3136円 |
52歳 | 171万6290円 | 2059万5486円 | 690万7603円 | 2750万3090円 |
53歳 | 172万7469円 | 2072万9634円 | 697万3600円 | 2770万3235円 |
54歳 | 172万4815円 | 2069万7788円 | 693万2383円 | 2763万175円 |
55歳 | 172万2161円 | 2066万5941円 | 689万1170円 | 2755万7112円 |
56歳 | 171万9508円 | 2063万4099円 | 684万9953円 | 2748万4048円 |
57歳 | 171万6854円 | 2060万2252円 | 680万8736円 | 2741万989円 |
58歳 | 163万5366円 | 1962万4400円 | 631万4484円 | 2593万8889円 |
59歳 | 152万93円 | 1824万1118円 | 562万6078円 | 2386万7197円 |
生涯賃金・生涯年収:8億3526万212円 |
30歳から55歳の年収推移を今一度確認してみましょう。
30歳の年収は1851万3131円
35歳の年収は2073万9188円
40歳の年収は2248万8596円
45歳の年収は2390万7219円
50歳の年収は2628万3181円
55歳の年収は2755万7112円
30歳から順調に伸びて50代前半で最高年収に達した後は定年に向けてゆるやかに減少していきます。
キーエンスの年収について

キーエンスの年収は例年1000万円を超えており、日本トップの高給企業です。
30歳の時点で1000万円の年収に届き、そこからも確実に年収は増加し続けます。
2015年からは1500万円を超える年収となっていますが、社員数が2000人を超える大企業でのこの水準は過去にも例が無く、未知の領域を走り続けている状態です。
一般企業であれば、社長がもらう金額を社員が支給されている事になります。
生涯年収は6億円~7億円程度で一般の平均が2億円強の状況を考えると、一般人の約3倍の収入が期待できる計算になります。
なぜキーエンスは高年収を実現できるのか
なぜキーエンスは1000万円以上という規格外の高年収を実現できるのでしょうか?
主な理由には以下のものがあります。
開発能力が高く製品の性能が良い。
まず根本といえるのが開発能力が高いため「売れる」製品を継続的に作り出していること。
新商品の7割が世界初という驚異的な開発力。
全世界で幅広く支持され世界中の数十万社がキーエンスの製品を導入しています。
ほとんどのメーカーでは代理店や商社を販売の窓口としていますが、キーエンスでは営業担当が直接相手先に出向いて販売を行う営業方式を採用しています。
コンサルティング営業と呼ばれる方式で、この方式であれば代理店の利益を削除できるため利益率は大きく向上します。
また、営業担当は直接現場に出向いて生産ラインの状況をリサーチして、顧客でさえも気づいていない問題点を洗い出します。
それらの問題点を開発に報告することによって更なる改良製品を生み出すという、良質なスパイラルが形成されているのです。
自社とつながりの薄い代理店販売ではこのようなスパイラルが形成されることはありません。
コンサルティング営業はスタッフを多く抱える必要があったり、販売網が拡げにくかったりと相手から必ず必要とされるような「強い商品」が無いと成立しにくいのですが、キーエンス社員の優秀さと製品のクオリティがそれを実現させています。
自社工場を持たない「ファブレスメーカー」である。
また、キーエンスでは工場を持たない「ファブレスメーカー」のため、工場員として従事する社員がほとんど存在していません。
そのため、企業にとって一番のコストである人件費が大きく削減できています。
開発や営業などの本社スタッフと比べると工場勤務の社員は給与が低く設定されるのが通常ですから、合算して計算した場合には平均年収は大きく下がります。
生産を持たない、工場員がいないことで年収を下げる要素が存在しないため、平均年収が上昇する傾向にあるともいえます。
そういう意味では三菱商事や住友商事など商社系の企業システムと似通っています。
※商社は取り次ぎがメインで基本的に自社で生産・開発・販売は行わない。そのため社員は総合職の割合が高くなり、平均年収も高くなる。
利益率が高く、更に利益を積極的に従業員に還元する方針を採用している。
キーエンスの営業利益率は50%。
また、キーエンスでは一定の利益を積極的に従業員に還元しています。
キーエンスと激務
「30代で家が建ち、40代で墓が建つ」
キーエンスの仕事を語るうえで必ずと言っていいほど言われる名文句で実際の労働状況もその文句に違わない過酷な職場のようです。
一般的なブラック企業であれば長時間勤務・低賃金などの環境が「過酷」の中身になりますが、キーエンスでは仕事の効率・合理性・結果に対する強烈度合いが「過酷」なのです。
仕事でうまく結果がでなければ、徹底して効率化を図られ指導が行われます。
上記に記載してある平均勤続年数と平均年齢を確認してください。
2014年から2016年では平均勤続年数は約12年、平均年齢は約35歳と一般的な水準よりもかなり短く若い数字になっています。
創立したばかりの企業を除けば、上場企業であれば平均勤続年数は約15年~、平均年齢は40歳前後が通常です。
それよりも大幅に数字が少ないということは離職率は高く、志半ばにして「卒業」していく社員が多いということで、仕事の過酷さが純粋に表われているデータといえます。
キーエンスの採用と採用実績校
採用実績校
早稲田大学、慶応大学、同志社大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、明治大学、東京工業大学、神戸大学、立命館大学、法政大学、青山学院大学、京都大学、滋賀大学、東京大学、大阪市立大学、大阪府立大学、上智大学、東京理科大学など。※2014年
採用は私立のトップ大学の採用がメインといえます。
大阪の企業ということもあり、関西系大学の採用実績が目立ちます。
採用は徹底した人物評価主義
いわゆる縁故や特定の大学や研究室からのコネ入社は一切行っておらず、徹底した人物評価主義を貫いています。
仮に、縁故で入れたとしても高度なビジネス力が要求される現在の状況下では、仕事を続けていくことは不可能でしょう。
採用では相応しい能力を持っているか否かだけに焦点が当てられ、能力が足りていない人が採用されることはありません。
面接では志望動機など一般的な質問は少なく、説得面接など頭の回転を試すような質問が繰り返し行われるようです。
※説得面接とは「私は野球が好きなんだけれど、サッカーが好きになるように説得してください。」というように与えられたお題に対して、面接官の説得を行う面接形式。
コミュニケーション能力、論理的思考能力などを測ることができる。
採用に関しては一切の妥協を許さないキーエンス。
このような厳しい難関をくぐり抜けてきた集団だからこそ、世界の最新鋭企業、日本のトップ企業であり続けられるのです。
年収アップが期待できるおすすめの転職サービス
推定年収測定がおもしろい「ミイダス」
自身の市場年収を調べることができるサイト「ミイダス」。
7万人を超える転職者データベースからあなたの市場価値が算出され、自身の価値を年収として確認できます。
興味のある業界、職種にはどんな人材(学歴、年齢、経験スキル等)がどれくらいの年収で転職できたのか」を検索、閲覧できる点も便利。
また、年収測定終了後、簡単な会員登録をすれば適正年収企業からのオファーも閲覧できます。

佐々木
自身の市場価値を年収で知れるのは画期的。
体験者からの評判が良く、今後の参考になります。
マイナビエージェント
今現在、日本で一番勢いがあるのがマイナビエージェント。
ライバルであるリクナビエージェントと熾烈な争いを続けており、転職業界において確固たる地位を築いています。
登録後に紹介される非公開求人が全体の約80%を占めており、掲載されている高年収求人を確認するだけでも登録する価値はあります。

佐々木
勢いNO.1であり、登録は必須です。年収アップ実績も豊富で20%アップになることも珍しい話ではありません。

リクルートエージェント
仕事や収入に対する不安をダラダラとごまかし続けていませんか?
リクルートエージェントは年収大幅アップが多数出ている転職サービスです。
全国対応で一般の求人サイトには掲載していない非公開求人が20万件以上あり、業界に精通したキャリアアドバイザーが、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供など転職活動を手厚くサポートしてくれます。
キャリアに不安のある人でもOK。
採用可能性を最大限にアップしてくれるキャリアアドバイザーに今すぐ無料相談。

佐々木
日本で転職活動するなら、まず登録しておきましょう。
適正年収が診断できるDODA
dodaは人材大手のパーソルキャリアが運営する日本トップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
「転職サイト」と「転職エージェント」両方の要素を兼ね備えているため、求人応募から年収交渉まで一貫した転職サポートを受けることが出来ます。
また、これまで培ってきた180万人以上の年収データを元に、8つの質問に返答するだけで適正年収測定ができる年収査定もあります。

佐々木
意外にもダウン提示されることもあります(笑)ので、一度試してみてはいかがでしょうか?
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス専門の求人サイト。上場企業クラスの一流企業がこぞって求人を掲載しています。
数多くのテレビCMを放送しており、優良企業への転職を目指すなら今一番勢いのあるビズリーチを利用しない手はありません。
登録は無料なので、掲載されている高年収求人を見るだけでも登録する価値はあります。
年収600万円以上の求人割合が高く、多くの人がビズリーチで年収アップを実現しています。

佐々木
登録が認められれば求人を見ることが出来ます。ただし、職歴をしっかり記入しないと登録はできません。
電気機器のピックアップ企業
同じ電気機器の企業をピックアップしています。
キーエンスと年収の近い企業15社
年収が近い企業15社をピックアップしています。
キーエンスと生涯年収の近い企業15社
生涯年収が近い企業15社をピックアップしています。
全上場企業年収ランキング
上場企業の年収ランキングトップ15を表示しています。