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【マッキンゼーの年収】初任給や福利厚生、役職別年収、生涯賃金など

2019年01月20日

|更新:2019年01月31日

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就職・転職

マッキンゼーとは、1926年にシカゴ大学の会計学教授だったジェームズ・マッキンゼー氏が創立した会計や財務に特化したコンサルティングファーム。

BCG(ボストンコンサルティンググループ)など、類似するコンサルティングファームは世界中に数多く存在していますが、その中でも別格の存在として「ザ・ファーム」と呼ばれています。

 
 

マッキンゼーの役職と年収の状況

マッキンゼーの職位別年収は以下の通りです。

役職 年次 年収・給料
ビジネスアナリスト 新卒・1年目 600万円~700万円
アソシエイト 3年目~ 1000万円~
マネージャー 5年目~ 1500万円~
アソシエイトパートナー 評価次第
現在の最短は7年目の29歳
2000万円~
パートナー 評価次第 3000万円~

給与は同業他社や時勢の状況によっても頻繁に変更されます。
また、役職に関しても現在では様々な役職があり、上記データはひとつの目安としてご覧ください。

ビジネスアナリスト

新卒入社で入った場合、ビジネスアナリストとして採用されますが、1年目の年収は600万円から700万円程度で日本企業と比べて少し良い程度の数字になっています。

新卒で入社すると、その後の2年半で評価され、その能力が認められるとアソシエイトになることができます。

ビジネスアナリストはリサーチやExcelの資料作成、雑務など、実作業が主な仕事になり、コンサルタント業務では一番泥臭い作業を請け負います。

マッキンゼーに入れるような「優秀な人」がゆえに「単純な実作業」を続ける事に耐えきれず、入社1年も持たずに退職する人も珍しくありません。
また、適性が無い人もこのクラスで早々に退職していきます。

アソシエイト

アソシエイトからマネージャーに昇進する期間は通常で2年半から3年程度。
早い人は1年半程度で昇進することもあります。
中途入社組はこのアソシエイトからのスタートになります。

尚、約4年でビジネス・アナリストからアソシエイトに昇進できなければ、その後のキャリアは閉ざされる事になります。

アソシエイトまで昇格するとビジネスアナリストから大きく年収が跳ね上がり、年収は1000万円を超えてきます。

マネージャー

マネージャーの年収は1500万円~。

アソシエイトやビジネスアナリストをまとめてプロジェクトを成功に導く事が主な業務。

マネージャーまでたどり着けるのは10人に1人程度で、マネージャーやアソシエイトあたりで退職する人がほとんど。

日本支社の最年少マネージャーは26歳。
マネージャーからパートナーへの昇進は約3年が目安。

パートナー

アソシエイト・プリンシパル以上のパートナー職になると年収は2000万円~数千万円、と大幅に上昇します。
ただ、マッキンゼーでパートナーになれる確率は1%と「100人に1人」の有能な人にしかその可能性はありません。

年齢的には30代中頃までがリミットで、その年齢あたりでパートナーになれない場合はキャリアとしては難しくなります。

2019年現在のマッキンゼー最年少パートナーは29歳。

マッキンゼーの平均年収

アソシエイトやマネージャー職までに大半の人が退職するため、マッキンゼーの平均年収としては1500万円程度に落ち着きそうです。

マッキンゼーといえば、「高収入+激務」というイメージがありますが、年収はそれなりに高いものの、労働時間も同様に長くなるため、時給換算してみると実際のところはコストパフォーマンスもそれなりというのが実情です。

パートナーにならない限り外資系金融企業のような突き抜けた高収入が得られる企業ではありません。
マッキンゼーはあくまでもコンサルティング会社のため、ゴールドマンサックスの様な外資系金融企業と比べると収入的には見劣りします。

※もちろん、世間一般の企業と比べると収入は格段に良い。一般的なマッキンゼーのイメージと比較するとそこまで高給体質ではない。

年収1000万円を超えるのは何年目なのか

マッキンゼーで年収が1000万円を超えるのは、ビジネスアナリストからアソシエイトに昇格してから。

アソシエイトに昇格できるのはおおむね入社3年程度ですから、大学を卒業しての新卒採用だとすると25歳から26歳、遅くても20代後半には年収が1000万円を超える計算になります。

マッキンゼーの生涯年収

日本企業であれば、60歳の定年まで働き続ける人も珍しくありませんが、マッキンゼーは10年以内に90%が退職する世界です。

そのため、マッキンゼーでの生涯年収はほとんどの人が1億円未満になります。

パートナーに昇格して、マッキンゼーで働き続ける場合は、年俸が1億円になることもある事を考えると20億円近い生涯年収になると思われます。

20代前半

新卒や第2新卒から入社となった場合、ビジネス・アナリスト、ジュニア・アソシエイトからのスタートとなりますが、おおむね年収は700万円前後。

20代後半

中途組も含めて多くの人がアソシエイトとなり、年収は1000万円を超える。
マネージャーになる人の場合は1500万円程度。

30代前半

入社してここまで昇格できる人は100人に1人以下。
残っている多くの人がパートナー、アソシエイト・プリンシパルに上がれるか否かを問われる年代。
パートナーになれた場合は年収は2000万円を超える。

30代後半、40代以降

以降はプリンシパル、ディレクターと昇格していくが、年収は数千万円から1億程度まで伸びていく。

マッキンゼーの福利厚生

マッキンゼーの福利厚生はかなり手厚くなっています。

まず、昼食などの食事には一定額の補助があり、オフィス内のドリンクなどは全て無料です。

帰宅の際のタクシー代も全額支給。

グーグルなどの外資系企業にはあたりまえの環境ですが、マッキンゼーにも同様の環境が整えられています。

また、退職金制度も充実していて、わずか数年の勤務でも日本企業では考えられないような退職金が支給されます。

これらの制度は、快適な職場環境を提供することで労働効率を向上させる目的もありますが、金銭(給与)として支給せずに福利厚生として支給することで会社や社員の税金を安く抑えようとする意図もあります。

そのため、額面上は同じ給与だとしても日本企業と比較すると年間に実質100万円から200万円程度マッキンゼーの方が高くなる計算になります。

マッキンゼーと日本の有名企業ではどちらの方が年収が高いのか

「up or out」(昇進か退職か)

の基本理念を持つマッキンゼーでは、5年務めきれる人は多くはなく、10年働き続けられる人になると僅か10%程度です。

更に経営者ランクのパートナーになれる人は「100人に1人」ですから、ほとんどの人は大きく年収が上がる前に退職する事になります。

勤続5年程度では大きなお金は残ることは考えにくく、仮に10年間働き続けられたとしても、その間に得られる総収入は1億円から1億5000万円程度と一生食べていけるほどの額ではありません。

退職後の転職でどのような仕事に就くかが、その後の収入を左右することになります。

大学を卒業して20代前半から日本の有名企業とマッキンゼーに入社した場合、どちらの年収が高いのか?

入社したての20代の頃ならば、20代で1000万円が狙えるマッキンゼーに優位性がありますが、「生涯」という長いスパンで考えた場合、安定的に勤続ができ、なおかつ年齢と共に賃金が上昇していく日本企業の方が高くなるかもしれません。

三菱商事などの商社、電通などの広告代理店のような40代以降も安定して1500万円以上の年収が約束される高給企業群なら、日本企業に分がありそうです。

ただ、マッキンゼーの卒業生は起業やヘッドハンティングからの転職で桁違いの高給を稼ぎ出す人も多いため、どちらが上かは一概にはいえません。

結局はマッキンゼーを退職した後の就職先次第、その人次第という結論になりそうです。

なぜ退職するのか

外資系企業といえば「成果が出ない場合には即解雇」になるようなイメージがありますが、実際にはマッキンゼー側からいきなり解雇宣告されるようなことは、ほとんどありません。

「up or out」の基本理念があるとはいえ、マッキンゼーは社員を大切に考えており、ぞんざいに扱うことは無いようです。

そもそも、マッキンゼーの厳しい面接をくぐり抜けた人達であれば、ある程度のパフォーマンスは確実に所持しているため、強制的にクビにしなければいけない事態は発生しにくくなっています。

ではなぜ、ほとんどの人が10年も持たずに退職してしまうのか?

・起業して、新しいビジネスをしたい。
・社外に出て違うことをしたい。

など、理由は多くあるようですが、一番多い理由は「燃え尽きて」しまうこと。

マッキンゼーでは、2・3ヶ月毎にプロジェクトが目まぐるしく入れ替わり、常にトップパフォーマンスを発揮しなければなりません。
プロジェクトの終了時には自身のパフォーマンスが評価され、厳しく査定が行われます。

いくら生粋のエリート集団とはいえ、毎日がテストのような日々を何年も続ける事は精神的にも肉体的にも難しいのかもしれません。

アソシエイトやマネージャーあたりで将来を考え、次のステージに向けて自主退職する人が多いようです。

そのため、離職率は日本企業とは比較にならないほど高水準となっていますが、ステップアップを考えての退職がほとんどで、ブラック企業のようなネガティブな「離職率」では無い事を付け加えておきます。

マッキンゼー出身者は超売り手市場

10年間で9割が退職してしまうマッキンゼーですが、マッキンゼーの卒業生であれば、たとえ1年で退職したとしても、他の企業からのオファーが殺到するため、再就職先に困ることはありません。

マッキンゼーは日本のみならず、世界中でトップ評価されているコンサルティングファームですから、そこでの経験を持つ人材は世界中のどの国においても別格の対象としてみられています。

数年程度の経験で年俸数千万円が提示されるなど、最高級の評価で迎え入れられることも珍しくありません。
※経歴や状況による

資金がありながらもマッキンゼーほどのネームバリューがないために、どんなにお金をかけても新卒採用では優秀な人材を確保できない企業が数多く存在しています。

マッキンゼー退職者の情報が入ると、そのような企業群が一斉にオファーを提示するため、ヘッドハンター達がお金で殴り合う、入れ食い状態になるといいます。

採用について

マッキンゼーでは本社のあるアメリカからヨーロッパ、アジアまで世界中にオフィスが存在していますが、オフィスの特徴として、マッキンゼーには支社や本社という概念はありません。

世界中のオフィスが並列関係で繋がり、どこのオフィスも同等に近い立場でそれぞれのプロジェクトに取り組んでいます。

オフィスの関係だけでなく、働くスタッフに関しても「人種・年齢・性別・国籍」による差別が無く、能力のある人がいかんなく能力を発揮できるシステムが社内で構築されています。

そのため、社長や幹部が選ばれる際も世界中のオフィスから平等に選出されます。

マッキンゼーの採用

マッキンゼーの採用に関わっている岩田林平氏によると、採用では

1.問題解決力
2.目標達成力
3.人としての魅力
4.リーダーシップ

の4つがポイントとして重視されているようです。

採用の流れ

①書類選考とPST(筆記試験)
書類選考とPSTと呼ばれる筆記試験が行われます。
分析などの計算問題が多く出題されています。
問題と解答は全て英語で、同時に語学力も評価の対象になっています。

②1次選考
論理的思考能力・分析力が問われるケース作文と面接、英会話スキルの確認も行われる。

③2次選考
ケース面接が2・3回行われ最終採用が決められる。

新卒・中途問わず、試験の内容は論理的思考能力や分析力を問う問題が多い。

語学力について

マッキンゼーに入社後は上司が外国人になることも多く、コミュニケーションをとるための相当の英語力が求められます。
ただ、採用の時点では、ある程度の意思疎通ができる基本的な語学力があれば支障は無いようです。

語学力は入社後でも伸ばすことができるため、マッキンゼーとしては、その時点でネイティブ並の能力は必要無いと考えています。
「語学力が足りない」人のために、海外の語学学校に短期留学させる制度もあります。

マッキンゼーに多い出身大学

採用者の出身大学として圧倒的に多いのは「東京大学」。
実に半数以上が東京大学の出身者です。

その他には京都大学や旧帝大クラスの国立大学、一橋大学など。
私立では早稲田大学と慶応大学が多く、その他の大学に関してはあまり採用されていません。

上位校以外の大学からは採用がほぼ無いようです。

これは、マッキンゼーが得意な統計分析から「トップ大学にしかマッキンゼーの求める人物が存在していない」という判断が下された結果なのかもしれません。

面接について

マッキンゼーの採用では複数回面接が行われますが、そこでは単純な知識の豊富さよりも

・論理的な思考ができているか?
・面接官に問い詰められたときに適切な選択肢を導き出せるか?
・コミュニケーション能力に問題は無いか?
・スパイク(他の人にはない特徴)があるか?

など、地頭の良さや伸びしろ、コミュニケーション能力の高さを重視して、面接が行われるようです。

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