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「中の人」が語る、福袋を買う人は一生出世できない理由。

2017年01月05日

|更新:2017年04月03日

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その他

年が明けると百貨店や衣料品店などでは一斉に福袋の販売に力を入れる。
福袋を獲得しようと開店の数時間前から並び、開店と同時に福袋売り場へと走り出す映像が年始の恒例行事のように放送されている。

そんな大人気の福袋であるが、かつて福袋を製作していた側の人間からその内情を暴露したいと思う。

福袋の中身について

上記したように、私は福袋を詰め込む側で働いてきた。
まずは福袋の実情について説明したいと思う。

みなさんは福袋の商品に対してどのような印象をお持ちだろうか?

◇売れ筋から外れた商品
◇サイズが大きい商品
◇トレンドを間違えて発注した商品
◇原価度外視のサービス提供

おおむねこのような印象だろうと思う。

現実はというと、福袋にはシンプルに「単純な売れ残り商品」が詰め込まれているだけだ。
これはアパレル、雑貨などの種類にかかわらず共通していることで、間違っても売れ筋が福袋にラインナップされることは無い。
少なくとも、私の店舗、周りの店舗で売れ筋を入れている店など皆無だった。

中身が見える福袋なるものも販売されているが確認してみて欲しい、結局は見当違いの色やデザインで埋め尽くされているはずだ。
売れ筋か否かは見ればわかるはず。もし中身を見て何も感じないのであれば、残念ながら「センスがない」ということになる。

福袋はなぜ売れるのか?

そんな売れ残りの集合体である福袋がなぜ飛ぶように売れるのか?
福袋の販売にはいくつかのトリックが仕組まれている。

「数」で引き立てる

中身が1点物の福袋は存在していない。
数点のセットになると人はなぜか「得」を感じてしまうらしい。

年明けの高揚感

新しい年への期待感、ボーナスやお年玉でお客の懐はあたたかい。

切りの良い販売価格

5000円、1万円、3万円など、思い切って購入しやすい価格設定が行われる。

割引率が高い

「総額5万円が1万円で!」など割引率がとても高くなっている。
しかし、これはあくまでも見かけ上で実際には店の利益はきっちりと算出されている。

いくつかの理由を挙げたように、福袋はいわゆる情弱や初心者を対象に販売されているのが実情なのだ。

福袋の商品を「良い」「お得」と感じる時点でセンスがない。結局は本質が見えていない。だから出世できない。

「中の人」であった私が断言するのだから間違いない。
福袋にメリットなど何ひとつ無いのだ。本当に何ひとつ。

もちろん建前上の総額費用では「得」にはなるが、本当にそれだけだ。
おそらくアパレルなり、雑貨店で働いている人で自社の福袋を心の底から勧める人はいないだろう。

そして、福袋の話がなぜ「出世」につながるのかといえば、ビジネスの根本的な理解ができていないため、[福袋=得]という関係が成立し得ないことを見抜けない人達が集まってくるのだろう。
申し訳ないが、見た目に関しても福袋を購入していく人は「ダサい」人がほとんどだったのだ。
お客がホクホク顔で福袋を購入していく姿を見ると、罪悪感に苛まれる事も少なくなかったくらいだ。

人は誰しも、小さな時から「うまい話には裏がある」と教えられてきたはずだ。

本当の総額5万円が1万円で販売されることは無いのだ。
もちろん、店が赤字を被ることも無いのだ。

当事者の私が言うのだから間違いない。
福袋は購入しないことをお勧めする。

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